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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
教員の実力『後』
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〜レイside〜

…ちょっとヤバイかな〜…。

みんなの視線が痛いよ…。

僕はみんなの視線に晒されながら言い訳する。


「山田先生がセシリアさん達に勝って、油断していたのもあって虚をつけたから何とか勝てたよ〜」


……みんなの目線がまだ見抜いてくる……。

特に転校生二人の目線が痛いなぁ…。

僕がそう色々と考えていると織斑先生がずいっと前に出てきた。


「まあ長岡の言っている通り、山田先生は事もあろうに油断していたというのもあるが、勝てたのは空戦エネルギーをうまく使っていたからだ。まあ最初に虚をついて上昇したのも空戦エネルギーを少しでも得ようとしていたからだろう。長岡、違うか?」

「いえ、その説明で大丈夫です。山田先生に打鉄で勝つにはどうしたら良いか考えたらこれが一番早く比較的手間のかからない方法でしたので」


織斑先生が説明してくれたので目線が弱まった。

やっぱりブリュンヒルデの名はだてじゃないにゃ〜♪


「あのさ、ちょっと良いか怜?」

「何かな一夏?」


一夏が悩んでいる顔で尋ねてきた。

何か不明瞭な所あったかな?


「空戦エネルギーって何だ?」

「あ、そうか分からないよね。代表候補生とかなら別だけど」

「それならば私が説明しよう」


その一夏の分からない発言を受けて、みんなに織斑先生が説明し始めた。


「最初に聞いておこう。空戦エネルギーという言葉を知っているやつは手を上げろ」


それを聞いて約三分の一の生徒が手を上げる。


「ふむ、一般に空戦では上を取ったもの、速度が速いものが有利になるという概念だ。まあ戦闘機等のドッグファイト時などによく使われる。ここまでは分かるか?」


大体みんな分かっていたが一夏がまた手を上げる。


「何だ織斑?」

「えっと、大体速いものとかが有利なのは分かるんだけど、高いものが有利っていうのがよく分からないです」


一夏がそういうと織斑先生がそのことについて説明する。


「纏めて解説しよう。速度と高度を足したものが空戦エネルギーで、それはあらゆる機動をするたびに速度や高度が落ちることで消費される。速度があれば一撃離脱戦法が可能だし、上を取れば太陽を背にしたり、重力の恩恵を受けられるというわけだ。つまり、空戦エネルギーが多ければ攻撃でも回避でも有利だが少なければどちらもままならないという話だ」


そこまで話して一旦織斑先生が一夏の顔を見ている。

一夏はまだ分かってなさそうな顔してる…。

あ、織斑先生がため息ついた。


「まだ分からないやつがいるみたいだし噛み砕いて空戦エネルギーの有効性を説明してやろう。先程の長
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