第二話 変態が…
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えー、あたしの決意は何処へやら…放課後いきなり嫌な奴に話しかけられていた。
「なあなあ、一緒に帰らないかい♪」
そう、この学校一の問題児、嵐山(あらしやま)風太(ふうた)に絡まれていた。
「わ、悪いけど今日は用事があるから…」
入学そうそう、緊張のあまり素で話していないため普通に話せなかった。
そしてなによりこいつに関わりたくなかったためにあたしはさっさと帰りたかった。
「そんなこと言うなよ〜。一緒に帰ろうぜ〜」
…しつこいなほんとに。
人あたりが良さそうだからよくある踏み台転生者みたいなことはなってないんだろう。一部の人を除いてとつくだろうが。
「だから用事が…」
「そんなこといいからさ!」
いきなりこいつは手を握りそして手を腰に添わせようとする。
「さ、さわんなああああああ!」
思いっきり突き飛ばしてしまった。
「うっほう! いいねいいね、クリスちゃん。さあもっと俺を喜ばせてくれ!」
風太は喜色を浮かべあたしによってくる。
「こっの変態!」
あたしは思いっきり蹴り上げてしまった。
股間を。
「うっはあああああ!」
更に気持ちよそさうな表情を浮かべる変態(風太)。
「超獣変態!!」
再び股間を蹴り上げる。
この変態を撃退するために。
「ひゃっはああああああああ!」
更に嬌声を上げる変態(風太)。
「激獣変態!!!」
更に蹴り上げる。
「うっほおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!! イックううううううううううううう!!」
何やら今の蹴りで達した変態(風太)。
「う、うへへへへへへもっと、もっとおおおおお」
快楽に染まった表情でゾンビのように近寄ってくる変態(風太)。
「く、来んな! こっち来んなああああ!」
逃げ腰になるあたし。
「そんなこといw「くおらあああ!嵐山ぁぁぁあああああ!!」ゲッ!?鉄人!」
鉄人と言われた先生がやって来た。
「何度言ったらわかる! 俺は西村鉄二! 鉄人ではない! 嵐山また問題をおこしたからお前は今から補修だ!! 趣味が勉強! 尊敬する先生は西村鉄二先生という理想の生徒にしたやる!! さあ行くぞ!!」
「い、いやああああああああああぁぁぁぁぁぁ」
変態は西村先生に連れて行かれ、去っていった。
「た、助かった…のか…?」
すげー怖かった…色々な意味で…。
「大丈夫?」
そう声を掛けてきたのは紫色の髪の少女…たしか、月村すずかだっけか?
「あ、ああ。あたしは大丈夫だ…」
「雪峰さんってこっちの話し方の方が普通なの?」
あれ? いつの間にか普段の口調に戻っていたようだ
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