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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
偶然と必然
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『グルメ界』

それは美食の神と言われた美食神アカシアが伝説の食材GODを始めとした多くの食材を発見したと伝えられて場所、約500年前、『グルメ界』という名はその頃に名づけられた。

いまだ開拓されぬ広大の土地でありまだ発見されない食材の宝庫、当時の人々は『グルメ界』を『食
の楽園』と呼び、多くの人が楽園を目指しグルメ界へ足を踏み入れたと言う。

が唯一生還したジャーナリストのハッチ氏の証言によってグルメ界は理想郷ではなく人知の及ばない地獄だと判明。

程なくIGOが各地に関所を設け、人間界とグルメ界を隔離し、グルメ界全域を危険特定地域とした。 異常な環境と強力な猛獣の蔓延るこの世の地獄ではある反面、弱肉強食で生きる場を追われた獣ですら滅多に人間界へ進出しないほどの美味な食材な宝庫であると同時に、二度とかえってこれぬ『地獄の入り口』として語られている。

地球上の7割の領域を占める広大なグルメ界、異常気象と特殊な磁場の影響で衛星からグルメ界の映像を捕らえることは不可能。 更に人間界との境界線上の海域には死の海流「毒潮」が流れ、上空には巨大なサイクロンが壁を作っているため、基本的にグルメ界に入るためには、
ザーベル島「命の滝壺」、ユトウ島「悪霊たちの港」、ワック大陸「三途の道」の3つの陸のルートのうちのどれかを選ぶことになる。

そして、グルメ界で生き抜く為には、集中力を限界まで高めた状態を常に維持し、1/100秒も油断せずに周りを観察し続けるのが基本である。また高度な戦闘力はもちろん、それ以上に刻一刻と変わる異常な環境への適応力が要求される。そこまでのレベルに到達しグルメ界に入る事の出来る者は、美食屋の中でもごく限られている。

冬夏の島、サマーウィンターアイランド

「ふぅ・・・さて行くかグルメ界」

一夏は朝食を済ませて必要な荷物を持って自分の部屋を出て、1階のリビングへと降りると

「やぁ一夏君、お邪魔してるよ」

黒いタイツの上にスーツを着ており、頭にはターバンを巻きマントを羽織っている美青年が龍人と共に茶を共に飲んでいたのだ。そして龍人の隣にはふわふわとした金色の髪に赤い瞳に薄い紫と少し濃い目の紫のドレスを纏った絶世の美女がお茶を飲んでいた。

「ココ兄に紫さん?なして此処にいらっしゃるの?」
「それ、洒落のつもりかい一夏君?解ってるよ冗談だよ」

ココは優しい笑みを浮かべながら訂正するように手をやんわりと上げている。

美食四天王ココ、美食屋四天王の一人。温和でやわらかい物腰から四天王一の優男と称されている。一夏は自分が未熟だった頃からまるで弟のように優しく、自分の成長を龍人と共に見守ってくれていたので敬意を払ってココ兄と呼んでいる。

「っていうかゆかりんよ、何で俺たちは妖食界
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