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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
白夜叉=変態
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力なギフトを持つもの、その水樹の持ち主のような者たちが棲んでおるぞ。」

白夜叉は黒ウサギの持っている水樹を見ながらそう言う。

「して、誰がどのようなゲームで勝ったのだ?」
「十六夜さんが蛇神様を素手で叩きのめして得たものです。」
「なんと!?直接的に倒したとは・・・その童は神格もちの神童か?」
「いえ、それは違うかと。神格なら一目見れば分かるはずですし。」
「それはそうだが・・・それでは神格を持つものに勝ったことの説明がつかんぞ。」
「黒ウサギも目を疑いました。白夜叉様はあの蛇神様とお知り合いだったのですか?」
「知り合いも何も、あれに神格を与えたのはこの私だぞ。」
「へえ?じゃあオマエはあの蛇より強いのか?」

白夜叉の発言に十六夜は物騒に瞳を輝かせて問いただす。

「当然だ。私は東側の階層支配者だぞ。この東側の四桁以下で並ぶものがいない、最強の主催者なのだからな。」

最強の主催者、と言う言葉に十六夜・飛鳥・耀・一輝の四人はいっせいに瞳を輝かせ、一輝の性格を知る二人は同時にため息を吐く。

「そう、なら貴方のゲームに勝利できれば、私たちのコミュニティは東側で最強のコミュニティということになるのかしら?」
「無論、そうなるのう。」
「探す手間が省けたな。」

四人は闘争心むき出しの視線を白夜叉に送り、それに気づいた白夜叉は高らかに笑い声を上げた。

「依頼しておきながら、私にギフトゲームで挑むとは、抜け目のない童たちだ。」
「え?ちょ、ちょっと皆さん!?」

黒ウサギは慌てるが白夜叉が右手でそれを制する。

「よいよ。私も遊び相手には常に飢えている。」

と言うと白夜叉は懐からカードを取り出して一言。

「して、おんしらが望むのは挑戦か?もしくは決闘か?」

次の瞬間、一輝たちは白い雪原と凍る湖畔、そして太陽が水平に回る世界に投げ出された。


「さて、今一度名乗りなおそうかの。私は太陽と白夜の星霊・白夜叉。箱庭にはびこる魔王の一人よ。」

四人は一瞬言葉をなくすが、十六夜が言葉を発した。

「水平に回る太陽・・・そうか、あの水平に回る太陽やこの土地はオマエを表現してるってことか。」
「如何にも。この永遠に世界を薄明に照らす太陽こそわたしの持つゲーム盤の一つだ。
 して、どうするのだ?挑戦を望むのであれば手慰み程度に遊んでやる。しかし、決闘を望むのであれば話は別だ。魔王として、命と誇りの限り闘おうではないか。」

四人全員が返答を躊躇った。
勝ち目がないことだけは明確なのだ。
そして、たっぷりと悩んだ末、今回もまた十六夜がゆっくりと挙手をし、

「参った。やられたよ。降参だ、白夜叉。アンタには資格がある。今回は黙って試されてやるよ。」
「して、他の童
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