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なのは一途のはずがどうしてこうなった?
外伝エピソード02
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高町なのはが戦術の切り札だとしたら、ミウラ・ケイタは戦略の切り札である。
ミウラ・ケイタは、JS事件から数年で誰もが知る時空管理局の不敗の名将になっていた。
一方で、時空管理局の男の嫉妬の矛先でもあったが、世論操作の為マスコミを裏で操っていたレジアス・ゲイズの手腕もあって数年で徐々に嫉妬の目もなくなり、幸福な一夫多妻制の夫として認められていた。
6人の妻相手に夜の夫婦生活を充実させているミウラ・ケイタに精力増強剤の販売社からCM出演のオファーがあると噂されているが、今の所、彼はCM出演していない。



「精力増強剤のCM出演やて? あかん。多くの一般人に顔がしれたら……惚れられてしまうやろ」

八神はやての心配するのはコレ以上、ミウラ・ケイタの妻が増えないことであった。
八神はやての失敗は、一夫多妻制に妻の人数上限数を設けなかったことである。
現在、一夫多妻制は一般的になっており、殆どの家庭で妻は2〜3人。多くても4人である。
彼の妻6人は今の所、最多人数である。

「惚れられるってほどの面構えしてないと思うけどな。まあ、面倒な事になりそうだから断ってるけど」

ミウラ・ケイタは自らの顔に自信がない。
普通くらいの顔であると思っている。

「私達が惚れた夫やで? 上の中くらいの面構えと認識しーや。男は顔じゃないと思うけど。自覚は必要やで。私達は、ミウラっちの中身にも心底惚れてるけどな!」
「はいはい。うれしーな」

ここの所、受け流す事を覚えたミウラ・ケイタは割りと淡白な反応で返した。
しかし、八神はやて同様、妻達を心底愛しているのである。それを言うのは主に夜なのだ。



――都市型テロ。JS事件から4年が経過して、ミウラ・ケイタらはその翼をひととき休めている。



JS事件から得たものがある。
ガジェットドローンだ。
機械兵器だったガジェットドローンはこの4年間で認識が変わった。
警邏巡回ロボだ。
ガジェットドローンの警備システムは優秀だ。
単機でAMFの展開が可能、自律判断ができるAI搭載、学習機能搭載と、管理局の人間であるシャリオ・フィニーノらと元犯罪者のナンバーズであるウーノ、クアットロらが共同開発した新型ガジェットドローンだ。
1機みたら30機は潜んでいると犯罪者から揶揄される新型ガジェットドローンにより、犯罪率は激減している。
Aランク相当の魔導師でも苦戦を強いられる新型ガジェットドローンは登録されている犯罪者及び、犯行現場を発見するとまずはAMFを展開させて、魔法を遮断する。同時に管理局のシステムに位置情報を通達し魔導師が到着するまで交戦するのだ。
しかも、新型ガジェットドローンは揶揄される通り、すぐに集まる。
集まれば集まるほどAMFは強力に
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