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黒子のバスケ 無名の守護神
第九話 準備
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いてくれたんだ。」
「違うんスよ。黒子っちが見えたから待っていただけなんスよ。」
やっぱり。
「ちょっと話さないスか。」
僕たちは近場の公園まで移動することになった。


「黒子っち(クロちゃん)。なんで全中の決勝が終わった途端姿を消したんスか(ですか)?」
先に補足をしておこう。
全中とは全国中学校バスケットボール大会のことを言う。
簡単に言えば全国の中学校バスケットボール部でどこが一番強いか競う大会である。
話を戻してクロちゃんを見てみると姿を消した理由を考えていた。
結論が出たと思ったら
「わかりません。」
自分のことも把握出来てないのかよ!
とツッコミたくなった。
「へ?」
「帝光の方針に疑問を感じたのは確かに全中の決勝が原因です。」
あっ。
それは僕も感じたよ。
今となってはなんのことだったかは覚えてないけど。
「あの時ボクは何かが欠落していると思った。」
「スポーツなんて勝ってなんぼじゃないスか!それより大切なことなんてあるんスか?」
黄瀬くんの言うことにも一理あるよね〜。
「ボクもこの前までそう思ってました。だからなにがいけないかはまだハッキリ分からないです。」
クロちゃんって毎回そうだよね。
自分のことをその場で考えるくせ。
自分の答え持っていない。
「もし火神を買う理由がバスケへの姿勢だとしたら黒子っちと火神はいつか決別するっスよ。」
やっぱり言ったよ。
それじゃあボクも〜。
「僕も黄瀬くんと同じ意見だよ。火神にはキセキの世代と同じオンリーワンの才能(センス)を持っています。火神の才能が開花すればきっとチームから浮いた存在になるよ。」
言いたいことを言えたよ。
満足、満足。
「テメー。フラフラ消えてんだよっ。」
火神、いたんだ。
「よう。」
「聞いてたんスか(んですか)?」
「聞いてたんですか?じゃねーよ。なに黒子ラチってんだよ。」
「ちょっとくらいいいじゃないっスか。」
「かえれねんよ!!」
そうっすか。
あれクロちゃんは?
ヤバッ。
不良のほうに向かってんじゃん。
でも面白そうだし付いて行ってみようかな。
僕も一瞬ならミスディレクション使えるし。
ここから離れるなんて楽勝。
そうしてクロちゃんの元にいくと。
不良がスポーツマンシップに反する行為をしていた。
「クロちゃん。」
「分かってます。」
僕とクロちゃんは不良の前に出た。
「どう見ても卑怯です。」
「そんなバスケはないんですよね〜。」
なんかどっかから怒りを感じたんですけど。
「いいぜ。バスケで勝負してやるよ。」
そこに黄瀬くんと火神も現れた不良共と勝負したが試合にもならなかった。
「黄瀬くんとクロちゃんのコンビを久し振りに見たよ。」
二人のコンビは本当に久し振りだ
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