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ハイスクールD×D〜赤龍帝と覇龍〜
第四話

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デート中に怪しい事は起きなかった
内容も王道
ウィンドウショッピングをしたのちに、アクセサリー店に入りネックレスを夕麻にプレゼントしていた。
昼はファミレスで昼食を取り、午後からはゲーセンに入り浸っていた……ここまで来ると、ストーカーで通報されても言い訳できねぇよな

『主、相手が移動するぞ』

おっと、気ぃ抜いてたな。ここまで来て、牙向くとか無しだからな……?



二人は公園へ移動し、何やら話している

「ったく、誰が好んでストーカーなんぞやるもんかよ」

こっちの心配を余所にイッセーはイチャコラしやがってよ…後でシメてやる

イッセーに悪態をついていると、ある声が聞こえてきた

「死んでくれないかな」

すぐさま反応しイッセー達の方を見ると光の槍を手にし、背中から黒い翼を生やしている夕麻の姿があった
その時、ある情景が頭を過る――

「ッ!何で思い出せなかったんだ!」

先程の情景――過去に俺と同じヤツ、しかも手口も同じ……何故気付けなかった!

自分に悪態をつきつつ、神器を展開し向かう



「楽しかったわ。あなたと過ごしたわずかな日々。初々しい子供のままごとに付き合えた感じだった」

口元に冷笑を浮かべてそう言った後、夕麻は右手を前へと突き出す

ブゥン

空気を揺らすように鳴る重低音。
そして雑音が消えたかと思うと、彼女の手には轟々しく光る槍が掴まれていた

「それじゃあね。さようなら」

彼女はそう言うと槍を振りかぶり軽い風音をたてながら槍は飛び、見事に突き刺さる――筈だった

「よぉ、久しぶりだな…白月 冬華。いや、天野夕麻よぉ」

紅い籠手で一誠の眼前で光の槍を止めているのは、彼の親友の龍ヶ崎暁斗だった?「あ、暁斗!? 何で此処にいるんだよ!?」

暁斗の突然の登場に一誠は驚愕の声と表情をしていた

(言えねぇ、ストーキングしてたなんて言えるわけがねぇ)

晴れて変態の仲間入りになってしまう…それは何としても避けなければ

「怪我は無いな? 色々頭ん中グチャグチャだと思うが逃げろ足を止めるな、振り返るな、全力で走れ!」

「けどお前――」

「あんなぁ、そんなに頼りないって言うなら残って俺と心中するか?」

「分かったよ…死ぬなよ!」

「おう、こんな歳で死にたくねぇよ」

そう返すとイッセーは全速力で走っていったが、堕天使がそれを見逃す訳が無く、再び手に槍を作り出し、投げる
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