暁 〜小説投稿サイト〜
転生者が歩む新たな人生
第3部 魔法先生ネギま!
第11話 メルディアナに着いて
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スの魔力とオーラを隠してもらっているので、危険度の少ない使い魔と誤解してもらえれば、御の字だ。
 最悪不意打ちされても、手札で最も堅いリニスの「プロテクション」があれば、一手は防げるだろう。そこから逃げるなり応戦すればいい。

 そう言えば、高畑さんて、中学校の先生だよな。只の友達? 先輩? 仲間? の息子を連れてくだけで学校休んでるけど良いのか?

「高畑さん、連れてきてもらってなんですが、職場の方は大丈夫なんですか?」

「気にしなくてもいいよ、サギ君。学校には出張扱いになっているから」

 をい! 公然と学校さぼんなや!!

 もしかしてあれか? 原作で何度かネギ兄さんに会っていたことになってたけど、出張扱いで遊びに来てたのか?

 はぁ………。あきれてものも言えん。



 そんな風にくだらない話しをしていたら、いつの間にか校長室に着いたらしい。


  ☆  ★  ☆  


 ノックをして、返事をもらい部屋に入る。
 とてつもなく長い白いひげの爺さんがいる。
 なんとなくわかる。
 この人がオレの祖父なんだろう、まったく記憶にないが。

「よう、帰って来たなぁ。サギ。ほら、もっと顔を見せい」

 予想通りオレの祖父さんらしい。

 何の感慨も湧かない。
 当たり前か、あの事件の前、何度村を離れようと連絡を取ってもなしのつぶてだったし、実際に顔を合わせたことがあったかももおぼろげだ。

 オレにとっては結局英国に招いた疫病神でしかないので、適当に挨拶を交わし、来客用のソファーに座る。
 リニスは膝の上だ。


 もっと感動的な再会を期待していたのか少しションボリした感じだ。
 どうでもいいが。

 とりあえず、聞きたいであろうあの事件の日から今までのことを話していく。

 バカ親父の日頃の行いから、日本への転移、しかもまったく無関係なところへ跳ばされたことについては直ぐ納得してくれた。

「そうか、そうか。とにかく、無事でよかった」

 こちらの話しが終われば、次は祖父さんの話しだ。

 しかし、こちらから今の今まで連絡しなかったことに疑問は無いのかね?

 まぁ、祖父さんから聞いた話しの中では、特にオレの原作知識と齟齬は無いようだ。

 原作通りネギ兄さんは2年飛び級し、今年の7月に主席卒業する予定みたいだ。

 まぁ、がんばってください。



 で、そろそろ良いかと思い、肝心の話しをしようと思う。

「で、お祖父さん。大事な話があるんですが」

「ふむ。なんじゃ」

「ごく個人的なことなんで」

「どうしたんだい、サギ君」

 いや、なんで高畑さんが聞いてくるの?

「だから個人的なことなんで身内だけ
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