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BLUE SPRING
早朝ランニング
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んだが、サンドイッチを三種類と、アンパン、チーズパン、それから、今から食べるように、ピザを三種類選んでレジに持っていく、しかし、彼女はなにやら、後ろの方で作業をしているようだった、ここから、見える範囲では良く見えなかったが、わざわざ、早く開店してもらっている側なので、少し待つのも仕方ないかな、なんて思っていると

「やっぱり、たくさん買うね。まあ、あんな大きくお腹の虫もなってたしね」

彼女の方から話しかけてきた

「ち、ちがいます!」

いきなり、そんなことを言われて、小銭を落としてしまう。確かに、お腹は減っていたし、二回も腹の虫が鳴いたのは事実だが

「昼の分もあるんです」

落とした小銭を拾いながら二個位は、間食用なんだけど、なんて思いながら、彼女を少し睨む、そこで、彼女が笑っていることに気が付いた、どうやら、からかわれていたらしい

「ふーん、高校生なんだ。何年生?」

「園原高校の一年です」

「そうなの!私、そこ卒なんだ〜、後輩なんだね」

「へえ〜、そうなんですか?」

「うん、えっとね、もう、三年前だね」

そういいながら、作業を終え、彼女がレジに立ち、驚いた

「わっ、本当にたくさん食べるね」

「えっ、見えてたんじゃないんですか?」

僕は、彼女の反応に驚いた、さっきその話は、あったはず何だけど

「いや、お腹の音から、お腹減ってるみたいだし、たくさん買うだろうなって、思って言ったら、君が、面白い反応聞かせてくれて……」

笑う彼女を見て理解した。つまり、僕はその何となくに引っかかり、また、恥の上塗りをしてしまったらしい

「ふふ、面白かったよ、君の反応」

僕は、また、恥ずかしくなって、急いでお金を置いて、早歩きで帰ろうとした

「君はさ、いつもこれくらいの時間に走ってるの?」

そう、声をかけられた。質問の意図は分からなかったけれど

「はい、一応このくらいの時間に走る予定ですが……」

「ふ〜ん、そうなの」

そう言って彼女は、笑っていた、僕は、少し不思議に思ったが、その場を後にした
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