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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
番外編
番外編4:隊舎防衛戦
第1話
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員の
退避命令を出して,隊舎の放棄を決断してる。だから,地上のガジェット
については,その進行遅らせるだけでいいの。それは既にシンクレアくんと
交替部隊が配置についてるわ。シグナムとヴィータには空をお願い。
で,飛行型ガジェットの位置だけど,大まかに言ってほぼ同規模敵の編隊が
2つ。東西に分かれて進行中。規模はそれぞれ50程度よ]

[了解した。私は東側,ヴィータは西側だ。いいなヴィータ]

[おう。まかせとけ!]

ヴィータはそう言うと,西側の編隊に向かって飛んでいった。
シグナムも少し遅れて東側の編隊を迎撃すべく移動し始めた。

2人はほぼ同時にそれぞれの目標とするガジェットの編隊と接触した。
ヴィータは鉄球を生成すると,グラーフアイゼンを大きく振りかぶった。

「シュワルベフリーゲン!!」

ヴィータがグラーフアイゼンを鉄球に叩きつけると,鉄球はヴィータの魔力を
纏って,ガジェットに向かって飛行し,ガジェットを貫いて行く。
貫かれたガジェットが爆散するころには,ヴィータが別のガジェットに向かって
飛行し,グラーフアイゼンによって強烈な一撃を振り下ろしていた。

一方,シグナムはシュランゲフォルムのレヴァンテインを振り,
ガジェットを次々と撃破していく。
10機ほどのガジェットを破壊すると,レヴァンテインをシュベルトフォルムに
転換し,ガジェットに向かって突入していく。
レヴァンテインで何機ものガジェットを切り結びながら,シグナムは
ヴィータに向かって念話を飛ばす。

[ヴィータ!こちらのガジェットはすべてが実体ではないぞ!]

[こっちもだ。シャマル,区別できねーか?これじゃキリがねー]

[無理よ。実体と幻影の区別はこちらでもつかないわ]

ヴィータの要請にシャマルからは弱々しい声で返答が入る。

[ならば仕方がない。目視でも区別できん以上すべてが実体と考えて
対処するよりないだろう。いいな,ヴィータ!]

[わかった!・・・っと!]

ヴィータは,接近してくるガジェットにアイゼンを叩きつけながら返事を返す。
シグナムはヴィータが返答した後に上げた声に違和感を覚える。

[どうした!?ヴィータ。問題か?]

[いや,ガジェットをぶっ叩いたら幻影ですり抜けちまった。
あたしは大丈夫だから気にすんな!]

[了解した。無理はするなよ!]

[わーってる!]

ヴィータはシグナムに返事をすると,再び鉄球をガジェットに向けて飛ばす。
シグナムもヴィータからの返答を聞くと,レヴァンテインを構え,ガジェットの
編隊へと突っ込んでいった。



一方地上では,副部隊長室で隊舎を襲う振動を受けたシンクレアが,
隊舎の正面玄
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