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天才少年と電脳少女
電脳化の代償

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「ミスクアトロ、お前どうやってその中に・・・・?なんでまた電脳化してるんだ!」
「アインのためです。アインは確実に、プログラムを破壊する方法を作りました。それは、プログラムの中に、電脳化した私を送り込んで、内部から完全破壊するというものです。北海道のプログラムはそうやって破壊しました」
「お前の体は生きているのか?」
「生きています」
すると、龍次は頭を抱えた。そして怒鳴った
「じゃあ・・・・・じゃあお前の体には相当の負担が、お前の意識には相当な痛みが来ているはずだ!どうしてそう平然といられる!」
するとミスクアトロは少し微笑んで、こう答えた
「アインは認めてもらいたいのです。そのためならば、私は自分の身も犠牲にできます。だから、アインを認めてあげてください。アインの欲望に、氷河期プログラムの欠片が取り付き、あの暴走状態になったのです。戦って、倒して、認めてあげてください。それだけが私の望みです」
そういい残すと、ミスクアトロは力尽き、倒れた
「しまった!これは危ない!」
龍次がミスクアトロの状態を見て、焦りだした、その時
「そのメール、俺に送ってみろ」
夢人は突然とんでもないことを言った「
「俺が、こいつのもとの発信元に行ってくる。この発信元は、アインじゃない。多分そこに、ミスクアトロの体があるはずだ。俺は意識を体に戻してくる」
「何言ってるんだ!お前にできるわけ・・・・」
「できる!!俺をなめんな」
夢人はそう言い切り、龍次から送られた、メールを頼りに、ミスクアトロの体を探し始めた
プシュープシュー・・・・・
アインはいまだに、異様な音を発していた
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