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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
最終話:解散、機動6課
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直うらやましいわ」

「そうだね。ホントに仲良さそうでいいなぁ、なのは」

「そうですね。 あんなふうになれるいいなぁ。ね、エリオくん」

「えっ!? 僕!? う、うん。そうだね」

「ったく、あいつらところ構わずいちゃつきやがって」

「まったくだ。少しは常識というものをわきまえるべきだな」

なのはと揃って後ろを振り返ると、はやてとフォワードの連中が
勢ぞろいしていた。

「あ、みんな来たね」

「うん。待たせてごめんね、なのは」

「ううん。全然待ってないよ」

「そう? それにしても、こんなところに桜の木があったんだね」

「うん。この前見つけてさ、みんなでお花見しようと思ったの」

「そうなんだ。 ありがとうね、なのは」

フェイトはにっこり笑ってそう言うと、桜の花を見上げる。
しばらく、集まった全員が咲き誇る桜の花に見とれていたが、
やがて、なのはが声を上げる。

「さてと、じゃあそろそろもう一つのイベントを始めよっか」

「「「「はいっ!」」」」

なのはの言葉にスバル・ティアナ・キャロ・エリオの4人が
勢いよく返事をする。

「もうひとつのイベント? なんだそりゃ?」

「この子たちの格好を見て気付かない?」

「格好って・・・」

4人は戦闘訓練用のトレーニング服を着ていた。

「・・・まさか」

「そう。これから、最後の模擬戦。やるよ!」

「え、え!? 模擬戦って今から!?」

フェイトが慌てたよう言う。

「うん。 わたしたちもリミッタが外れたことだし、最後の最後で
 本気の模擬戦をやろっかなって」

「みんなもなのはから聞いてたの?」

フェイトが他の連中に尋ねると、全員が頷く。

「で? 模擬戦の内容はどないすんの?」

「えっとね、みんなは私とゲオルグくんのコンビと模擬戦やったときのこと、
 覚えてるよね?」

「はい。あのときは全く歯が立ちませんでした」

ティアナの言葉に他の3人も頷く。

「あれから半年間、みんな一生懸命トレーニングして強くなったよね?」

なのはの言葉に4人が力強く首を縦に振る。

「じゃあ、今度はリミッタ抜きの本気の私たちと戦ってみようか」

「はいっ!」

スバル達は妙に乗り気でなのはに向かって返事をする。

「・・・これが罰ってやつか、なのは?」

「まあね。でも、ゲオルグくんもいっぺんやってみたかったんじゃないの?」

「そりゃあな」

俺はなのはに向かってそう言うと、スバル達4人の方に向き直る。

「覚悟しろよ。リミッタなしで戦うのなんか本当に久々だから、
 うまく手加減できないからな」

「もちろんです! 今度は負
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