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中学剣道少女〜恥ずかしい穴まで身体検査〜
第5話「ノギス測定とデータ撮影」
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 本当にこんな部位のサイズ測定が必要なのか。医学の中でもどう役に立つのか。今、乳房にノギスを押し付けられ、麗華は乳輪の直径を計られていた。
「2.7ですか」
 医師は満足げにしながらノギスのアームを縮め、次に乳首を挟み込む。医師はすぐに数字を読み上げることはなく、肩と二の腕の筋肉に力を入れ、手をバイブのように振動させる。乳首を通じた刺激に麗華は息を荒くしつつ、頬を真っ赤にしながら、無言で医師を睨んでいた。
「乳首は0.9センチですね」
「そこはもういいですよね」
 麗華は読み上げを聞いた次には一歩立ち退き、もう腕に胸を隠し直していた。
「まだだぞ? 麗華。下半身に測っていないところがあるだろ」
「下半身って……」
 一体どんな箇所のサイズを測られるのかを想像するのに一秒とかからず、麗華は思わず片手で股間部を覆っていた。パンツ一枚になっただけでも既に死にたいほどの気持ちを押し隠しているのに、一番大事なところを二人の前で曝け出さなければならない。
 ――こんな奴らのために……!
 麗華は自分の運命を呪っていた。元々は剣道に打ち込んでいただけなのに、いつしか目をつけられた挙句にドーピング検査。そして、この状況だ。とっくに逆転不可能だが、どこかに逃げ道はなかったのかとつい考えてしまう。
「さあ、そのおパンティを脱いで下さい」
 医師と担任は二人して麗華の脱ぐ瞬間を見守ってくる。
 麗華はゴムに指をかけ、腰を折りながらゆっくりと引きおろした。その表情を歪ませ歯を食いしばりながら足首からパンツを引き抜き、手で肝心な場所を守りながら脱衣カゴへ入れようとする。
「待ちなさい麗華。そのパンツを見せてみなさい」
 担任が止めにかかった。
「何故」
「いいから寄越すんだ」
 担任は半ばひったくるようにパンツを奪う。正真正銘の丸裸になった麗華は、腕で胸を隠しつつもう片方の手でアソコを守った。肩を小さく縮め、太ももをきつく摺り合わせ、一糸纏わぬ姿となっても隠そう隠そうとする努力をしている。その努力を見ていれば、麗華が今どれくらい恥ずかしがっているのかの見積もりがおおよそ取れる。動きの一つ一つから羞恥という名の感情量をイメージし、二人は優越感に浸った。
 そして、担任は見せ付けるようにしてパンツをピンと伸ばす。本人の目の前でヒラヒラさせた――わざとだ。わざとパンツを弄び、裏返しにして股間部分の濡れを調べる。愛液のしみこんだ布地はねっとりしており、担任の指と布のあいだに細く糸が引いていた。
 麗華はそんな担任を睨み、根元が折れそうなほどに強く歯を噛み締める。自分だけがこんな格好で、しかも最悪な扱いを受けている。裸で恥部を手で隠さなければいけない状況を思うと惨めで仕方なかった。
「ふむ、お漏らしでしょうか」
 医師が嫌な一言をつける。
「違いま
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