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鋼殻のレギオス IFの物語
十六話
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一週間・前


・一日目

 レイフォンの朝はさほど早くない
 一日目は朝からのバイトが無いため、基本朝ご飯が出来るのと同じくらいに目が覚める
 一通りの身支度を簡単にしてから食事の席に着き、稀にシンラの料理に当たり泣きを見ることがあるが、基本は十分な味の朝食を食べる。また、レイフォンが作るのを手伝う割合は朝・夕で四・五回に一回くらいである
 その後暫くの間ぼーとしながら昼からの教導の内容についてやることを頭の中で反芻する
 この際、上手くやることが纏まってない場合、レイフォンは知恵熱を出す

 昼食を食べたらアントーク宅に向かいニーナの教導を行う
 この際、休日をはさんだニーナの熱に押され、大抵の場合考えた案が流され直接の組手や試合形式になることが多くレイフォンは嘆く。数時間後教導は終わる
 ああ、いい汗かいた。とばかりに一人ハツラツとしたニーナと別れを告げ、レイフォンは次こそはちゃんと意思を徹そうという大抵の場合無駄になる決意をし、途中で夕飯を食べて次のバイトへと向かう
 次のバイト先である建設現場では作業着に着替え、レイフォンは建設関係の資格が無いので千人衝で人数を増やし資材運搬を行う
 剄量だけはあるので、同じに働く何人かの武芸者よりも重い物を増えた人数分運ぶ
 いかつい顔のオッチャン達と働き、ヤカンから直に水を飲むのが板につくくらい働いた後拠点に戻る
戻った後、ボードゲームをやろうとシンラに言われ、子供はさっさと寝かせろと言うエリスにシンラが殴り倒さるのを見て就寝する


・二日目

 前日の疲れでもあるのか、前日よりも二時間ほど長く寝続け朝ご飯を食べ逃す
 起きた際、寝過ごしたレイフォン用にシンラ特製のサンドイッチがあることもあるが全力でスルーし、見なかったことにして皿洗いのバイトに直行する
 食堂の昼のラッシュ時に一騎当千張りの仕事をし、ピークが過ぎ人が疎らになったころに仕事が終わる
 髭の店主の賄を遅い昼食として食べた後、一端拠点に戻る 
 ラップをかけられ、ご丁寧に<レイフォン用>という紙が付け足されたサンドイッチが残されていることに戦慄しつつ二、三時間ほど時間を潰す

 その後次のバイト先である大型の練武場へと向かう
 ここでは閉館時間を過ぎた場所の掃除を人数を増やして行う
 人数が多い分それだけ早く終わって帰れるので、短い時間で担当範囲を終わらして帰る
 <レイフォン用>の横に“エリスより”とシンラの字で文字が付け足されているを見た後、簡単な自己鍛錬を行い就寝


・三日目

 朝からバイトがあるので少し早めに起きる
 早めの朝食を食べた後食堂に向かい、朝食の時間帯後半から昼まで休憩を挟みながら皿洗いをする
 千人衝で人数を増やし、休憩のときは分身を一人多く派遣
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