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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第10話 激闘の果て…
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まで……

そう決めていたはずのに………。


「ジャ…ック…………。」


アカーシャの目から涙が零れ落ちる…

そのアカーシャの視界がぼやける……

それは、まるでピントが合っていない写真のようだった…



そんなときだった!




“ズシャ………”




「!!」


アカーシャが何かが動いた事に気づいた!


爆発で出来た灰の中。

そこで…何かが動いたのだ。

それはほんの一瞬だったが。

確かに動いた………。



「まっ……まさか………ッ!!」



急いで そこへ向かう。それに気づいた2人も後に続く。


アカーシャは動いていた辺りを懸命に掘り起こす。


そして。


中で倒れていたのは……。



「ジャック!!」



感極まりながらアカーシャは彼の体を抱き起こした。



しかし……



ジャックは何も言わない。

反応もない。

まるで…眠っているかのようだ………。



「ジャック……?」

アカーシャは抱かかえ、何度も呼びかけるが……。

答えてくれない。

あの優しい笑みを……見せてくれることは無かった。






「アカーシャ!ジャックは無事か?」

東方不敗も少し遅れて到着した。



「それが……息はあるのに 体温が異常に低くて 鼓動も弱いの……どうし……どうしよう……。ジャック……ジャックが……!!」

ジャックを抱きかかえながら 顔を青くしたアカーシャがジャックの容態を伝えた

「見せてみろ!」

退魔師である御子神がジャックの体を調べる。

「心配ないとは 言えんな…… おそらく魔力を極限まで消費した代償だろう…巨大なエネルギーとは術者の生命力にリンクしていることがある。ジャックも行く前に言っていただろう…?」

アカーシャはその御子神の言葉を聞いてハッとする。

……確か彼は、に術を使えば身動きが取れなくなるといっていた。


「……でも 本当に……大丈夫なのよね?」


心配性のアカーシャだ……。

ジャックのこういう状態で、安心できるわけがなかった。

「ああ、 時がたてば 霧散した 奴の魔力が回復じゃろう。 ……アカーシャよ少し落ち着け。普段のお主ならば このくらい気づくじゃろうに。」

東方不敗もそう判断。

(アカーシャの性格上それは皆無か……。)

ジャックの言うようにアカーシャの最大の弱点は優しさにある

瀕死の仲間の手前 冷静にはなれないことは分かっていたことだった。

「そ そうね……ごめんなさい。取り
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