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音の世界
どっ独唱コンクール!?*1

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――――1ヶ月後

「ついに独唱コンクールだね。」

そう。この学校は独唱コンクールという行事がある。
しかも独唱コンクールは抜き打ちで行われ、知らされてから練習できる期間はわずか一週間。で、今日が知らされてからちょうど一週間後の独唱コンクール当日なのである。

「ここの学校にそんな行事が本当にあるなんて…」
「練習期間が全員一緒っていうのもすごいわよね。」
「去年も思ったけど合唱部って有利だよね。」
「まぁ、上位にはなりやすいですわね。」
「上位に行くと何かあるの?」
「うん。音楽のペーパーテストがなくなったり色々な特権が貰えるのよ。」
「でも、大抵が合唱部と軽音部だから。」
「まぁ、私達なりに頑張って歌おう!さち、あや。」
「うん!」

こうして独唱コンクールが始まった。
独唱コンクールの方法は、まずクラス男女各一人ずつを決める。その為、審査員がクラスの男女各一人になるまで審査をし、代表が決まるという仕組み。
審査員は合唱部部長,生徒会,音楽家の先生。
さちの話によればクラスの女子代表になってからは1対1で争うらしい。
で、運が良いんだか悪いんだかで私はクラスの女子代表になってしまった。

「ちさすごすぎでしょ!」
「あの合唱部の三浦さんを差し置いてすごいですわ。次は全校の前ですわね。」
「ぜっ全校の前?」
「うん!ガンバ!」
「次の相手は男子の代表ですわね。」
「やっぱり咲也か。」
「ちさなら大丈夫よ。応援してるわ♪」
「ありがとう。体育館でね。行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」

こうして体育館のステージ袖へ行った。
そして大勢が賑わう中、私は咲也君と戦う事になった。

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