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RPG WORLD ―ろーぷれ・わーるど―  〜復讐の少年〜
一章  出会い
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...あ、そっか。温めるなら、ファイアーボールとかそういう炎の低級魔法とか使えばすぐなんだ。

とりあえず飲んでみる。
はっきり言って熱すぎないか怖かったけど、ちょうどいい温かさで、おいしかった。
...これ、ハーブティーかな?
なんかミントに似たいいにおいするし。

「では、改めてお礼を言います。娘を救っていただき、本当にありがとうございました」
お茶を味わっていると、オランドゥさんが急に畏まり、言ってきた。

「いえ、別にそんな大したことはしてませんよ。当然のことをしたまでです」

実はちょっと言ってみたかったセリフNo.5に入る。
まぁ、でも、嘘でもない。
だって、大地でもそうしただろうし。

「そして、イシュラ。山へ入るな、とは言わん。ウサギ狩りやシカ狩りもとめん。けれど、モンスターは本当に恐ろしい生き物だ。それはお前も今日、身にしみてわかっただろう?大切な娘を失いたくはないんだ。それだけはわかってくれ」

オランドゥさんが諭すようにイシュラに言う。
...いい親だな。うちの親とは違って。

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