暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜無刀の冒険者〜
番外編
再びの『合奏』を求めて
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 馬鹿で、変態で。来たらその日はもう閉店だけど。

 支えられちゃってる。悔しいことに。こんな変態に。
 でもそれも、心地よい。

 (だから…)

 だから私も、まだ頑張れる。
 ウッドロンの様に、そしてソラの様に、誰かを支えられるようになる、その日まで。





 人というのは支え合って生きている……と昔の偉い人は言った。でも私は、そうはとても思えない。だって私はソラには支えて貰った分の方が圧倒的に多いし、ウッドロンに至っては正直支えて貰ってしかいない。正直彼になら体を許してもいいかな、と思うものの、彼がそれを求めたことは無い。変態のくせに。

 話がずれた。
 私は、こう思う。

 「誰かを支えるために、誰かがいるのだ」と。

 ソラがたくさんの人を支えていたように。ウッドロンが私を支えてくれている様に。

 私もいつか、誰かを支えてあげたい。
 できればそれが、私の良く知った仲間たちであることを願って。
 その支えのつながりが、何か大きなことを成し遂げることを祈りながら。


 その時のために、私は己の力を磨くのだ。


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