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ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
コラボ
〜Cross storys〜
episode of cross:呼吸
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ないんだよ。これははっきり分かってることだ。だが、まるっきり付け入るとこがないって訳じゃねぇ。さっきもそうだったように、攻撃動作直前に攻撃した時の、行動不能(スタン)に陥る確率が異様に高いんだ。そこに全員で一斉攻撃をかけられれば………」

「倒せるって訳か?」

「…………断言はできない。さっき言ったように、あいつ自体のステータスが異常に高いんだ。一番の問題はそこだな。あのブレスと強攻撃をかいくぐって、いかに多くの弾幕を張れるか………」

神妙な顔で黙り込む一同。

とくにゲツガは先刻、レンとホークを守るためにメイスによる攻撃を受けてしまっている。あの衝撃はとてもじゃないが一人で耐えられるものではないことは、骨身に染みて解かっているのだろう。

加えて、あのだだっ広い攻性化範囲(アグロレンジ)だ。

あれほどの広さならば、範囲外からのレンの鋼糸(ワイヤー)による攻撃はギリギリ届かないだろう。

通常、ボスより一段階ほど出来が良いクォーターボスの思考シークエンスは厄介だ。その基本的思考は単純、援護タイプの早期排除だ。

これは安易そうに見えて、その実非常に厄介だ。

援護タイプなどと言うと大層に聞こえるが、詰まるところ自身から遠い位置にいるプレイヤーを優先して無差別に襲い掛かるのだ。

つまり、遠い位置というのは、HPを磨り減らしてポーションで回復しているプレイヤーも、ということだ。

援護役のレンにとって、あのアインクラッド第二十五層フロアボス《ジェネラル・ザ・デュアル・ジャイアント》ほど集団戦で戦うに嫌な相手は居ないだろう。援護役に回ろうとすればするほど、周りのダメージディーラー達が負う傷も深くなることだろうし。

ホークが難しい顔をして頭を悩ましている。

ぶつぶつ何か呟いて、空中に指で何かを描いている。今、ホークの頭の中では様々なことが渦巻いているのだろう。

私情で言いたいことは山ほどある、だがこの場で一番の参謀役としてそんなことは、とてもじゃないが言えないのだろう。

「……OK、やっぱり役回りは変えられない。だが細かい変動はちゃんとするぞ。まず、レン。お前は今までと変わらない奇襲&援護役。セモンは小回りがきく分、レンに集中気味の攻撃をカットしつつ隙が出来たら攻撃してくれ」

「うん」

「あぁ、わかった」

レンとセモンが、揃ってこくりと頷く。それを見届けてホークが言葉を続けるために口を開いた。

「次に、アタッカーは俺とシキだ。シキは基本的な方針としては、あまり無理をせず地道にヒット&アウェイを狙ってくれ。俺はまぁ、できるだけ削れるように頑張ることにするよ。ゲツガは、辛いだろうけどタンク役を頼む」

「わかった」

「おうっ」

シキとゲツガが頷いたのを確認
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