暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の十字架
〜オニバス駅〜
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
ここはマグノリアの駅。今日はギルドでは無く、駅に直接向かった。昨日エルザに頼まれた鉄の森血祭り作戦のためだ
俺が駅に着くと右手の甲にフェアリーテイルの紋章を入れた金髪少女が立っていた。少し買い物ついでだから俺はずいぶん早い時間に家を出たはずなんだがな・・・
近づいて声をかけた

「・・・君、新人だよな?名前は?」

手を軽く振ってフレンドリーに話しかける。少女はかしこまってお辞儀し、答えた

「あ、私、昨日入ったばかりのルーシィって言います!ミラさんにナツとグレイの仲を取り持つようにって言われて・・・じゃまでしたか?」

「いや、そんなことはない。精霊魔導士だろ?なかなか頼りにしてるよ」

優しく微笑む。ルーシィは少し頬を赤らめたがすぐに顔を振って何か雑念を追い払った

「ありがとうございます!えっと、クルスサン?」

「クルスでいい」

「はい!・・・あの、クルスってミラさんと?」

ミラ?なぜミラの名前が出てくるんだ?

「?話が読めない」

すると、ルーシィが少しため息をついた。しかしすぐに調子を取り戻したのでスルーしておいた

「・・・ルーシィはいつからここに?」

「えぇっとぉ30分前位ですね」

今は待ち合わせの40分前。ってことはかなり長い間待っていたようだ
俺はその理由を聴いてみた

「だって、s級魔導士お二人を待たせるわけには・・・」

その律儀なところは好感がもてるな。でもいくらなんでも早すぎだろ・・・

「そっか、でも、エルザは怖いくらいに時間ぴったりくるから待ち損だぞ?」

「えぇ!?そんなぁ」

あぁ、凹んじゃった。しゃぁね、何かおごってやるか

「俺、カフェ行きたいんだが、来るか?奢るぞ?」

「そんな!?悪いですよ!」

「きにすんな。新人歓迎会だと思って、さ」

それなら・・・といって着いてきた。が途中「ミラさん、御苦労様です・・・」とかいう声が聞こえてきた。だからなんでミラ?





「んーと、ミルクラテ一つ。ルーシィは?」

「私もそれで」

「んじゃもう一個追加で」

「かしこまりました」

店員は軽く頭を下げて下がる。
その後渡されたラテを二つ持って席に向かった

「さてと、今日は危険があるかも知れないが、大丈夫か?」

「え!?き、危険?」

よく付いてこられたな・・・
ま、俺とエルザが居れば問題ないだろう

「そんなことはいいか。それよりルーシィは何体の精霊と契約してんだ?」

精霊の数と質で魔導師としての力量が分かる。まさか黄道持ちか?

「えぇっと、6体位?」

なんで疑問形なのかは分からないが、探られたくないんだろう
しょうがない、何か雑談でもして時
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ