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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第13話 元βテスターの真実
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ンのMMOプレイヤーだったからだとオレは考えている。自身の経験だけでプレイし、引くべき点を見誤った。だから、彼の言うとおり、オレも今後の事を真剣に話し合った方が良いと考えているんだがな?」

 エギルが占める様に言い終えたが、最早皆に異論等は無かった。全員が賛成した様に、無言で頷いていた。

「うぎぎ………。へん!」

 キバオウは、もう何も言えなくなってしまったようだ。



「……勝負、あったみたい。たまに、ああ言う人、いよね。不幸にあったら皆で一緒に不幸になろうって言う人。先を征く者(フロントランナー)だけが果たせる役割もあるのに……」

 黙りこくり、バツが悪そうに腕を組んでいるキバオウを見て、そう呟いていた。

「……だな。それにしても、あの本はオレもスゴイと思った。……まぁ 多分、アイツ……だろうな」
「?」

 キリトも相槌を打ちつつ、そう言っていた。あの情報本はキリトも勿論持っている。お買い得だと言う事は、アルゴ自身から聞いている事だったし、情報源に関しては心当たりがあったからだ。


「…………」

 キリトの隣にいるパートナーであるフードを被った女性はその後リュウキの事を見ていた。そして、その隣にいる同じ様にフードを被っているプレイヤーも。

「それにしても……、アイツ(・・・)。まさか……?」

 キリトは遠くから見て、そして話を聞いて、感じて……、あのフードの男がいったい誰なのか判った。裏を取った訳じゃないけれど、殆ど間違いない、と。

 でも、判らない事もある。

 それは、あの男の正体について、自分の考えが正しかったとして、そうだったとして。アイツ(・・・)は、何故フードを被っているのが判らない事だ。あまり目立つ事を嫌う事はそれなりに付き合いも長いから大体察している。……でも、あそこまではしてなかったからだ。

 色々と考えていた時、ディアベルが話を進めた。

「皆……貴重な発言を感謝している。そして、キバオウさん。キミの言いことも理解できるよ。オレだって、右も左も分らないフィールドを何度も死にそうになりながらたどり着いたんだ。でも、そこのフードの彼やエギルさんの言う通りだと思う。……今は前を見よう。元βテスターだって、……いや、元βテスターだからこそ、その戦力はBOSS攻略の為に必要なものなんだ。君の言うように、彼らを排除するようなことをして、結果BOSS攻略が失敗したら何の意味もないじゃないか?」

 流石は、騎士(ナイト)を自称する事はある。こちらの言葉は実に爽やかな弁舌だ。責める様な気配は全く見せず、且つ反論の余地の無い案を伝えていた。

 さっき程のリュウキの情報を聞いて驚愕してはいたが、その表情は既に息を潜めていた。
 今日一番聴衆の
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