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我が剣は愛する者の為に
プロローグ
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らせたくない。
もし、死んだとしてもそれが運命だったんだと割り切ろう。
多分、実際にそうなったら開き直れる自信が全くないけど。

「わかった。
 これからお主を転生させる。
 後ろを見てみろ。」

言われたとおりに向くとそこには扉があった。
最初に此処に来た時には無かった。
この扉をくぐれば、転生するのだろう。

「その扉を開ければお主は三国の世界に転生する。
 後、お主に二つ贈り物がある。」

「贈り物?」

「一つ目は才能、二つ目は武器じゃ。」

「武器はなんとなく分かるけど才能って何だ?」

「神様は人間に才能といった潜在能力を決める事が出来る。
 お主には特別にその才能を贈ろう。」

「その才能は一体どういった才能何だ?」

「具体的に言うと開花すれば武では呂布を同等かそれ以上の才が、知では諸葛孔明も認める才が秘められておる。」

それってぶっちゃけチートじゃね?
そんな力があったら俺一人で無双ができるじゃないのか?

「ただし、開花すればの話じゃ。
 もしかしたら一生その才が開花しないかもしれん。
 仮に開花しても先程言った力は手に入らないかもしれん。
 あくまで可能性の話じゃ。」

「つまり、力が手に入るか入らないかは運と努力次第って事?」

「そうじゃ。
 次に武器に関してじゃが。
 お主今何かほしい武器はないか?」

武器か。確か三国志の時代って日本刀みたいな刀はまだ作られていないはず。

「日本刀がいいな。」

「日本刀か?
 よかろう、お主がその刀がほしいと願った時手に入るようにしておく。」

「そんな事が出来るのか?」

「当たり前じゃ。わしは神様じゃぞ。」

とても納得のできる説明だった。

「では、これで説明は終わりじゃ。
 さぁ早く扉を開けるがよい。」

「分かった。」

俺はドアノブを握る。

「そうだ、麻奈に言わないといけない事があった。」

「何じゃ?」

俺は振り向いてこう言った。

「俺を助けてくれてありがとう。」

俺が礼を言うと麻奈は少し驚いた顔をしたがすぐに笑顔になった。

「次のお主の人生が良い物であると祈っている。」

扉を開けると暖かい光が俺を包んだ。
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