暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic10-Bゲームセンター☆なのは『魔法少女の挑戦』〜The EmperoR〜
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き金を引くとカートリッジがロードされ、刀身に炎が噴き上がった。一触即発の事態。こうなる前に多少の話し合いくらいはすると思っていたが、やはり今のフェイトは問答無用だ。

「ごめん。でも、ジュエルシードがどうしても必要なんだ」

「なのはっ! 今のうちにジュエルシードの封印を!」

ユーノがそう叫ぶと同時、フェイトはラウンドシールドから一度離れ、ブリッツアクションでユーノ達の背後に回り込んだ。アルフはアルフでチェーンバインドを引き千切って対処し、「悪いね! でもやっぱ仲良しこよしは無理なんだよ!」そう謝りながら、アリサに向かって拳打を繰り出した。

「スノーホワイト!!」

――アイスミラー――

すずかがアルフとアリサの間にラウンドシールド?(縁が氷に覆われている)のような障壁を展開して、アリサを護った。しかし「バリア・・・ブレイク!!」アルフの十八番であるバリアブレイクによって破砕され、その衝撃でアリサとすずかが別々に吹き飛ばされた。

「フェイトちゃん!」

「・・・ごめん」

なのはもまた“レイジングハート”をシーリングモードにし、フェイトが“バルディッシュ”をジュエルシードに伸ばすと同時、“レイジングハート”をジュエルシードに突き出した。脳裏に過ぎる、かつての記憶の光景。ジュエルシード。膨大な魔力を宿した2つデバイスの衝突。場所も日付も違うが、それは間違いなく・・・ジュエルシードの暴走の引き金。

「今すぐそこから離れろっ! なのはっ、フェイトっ!!」

2人のデバイスに大きくヒビが入ったかと思えば、ジュエルシードが覚醒して衝撃波と共に魔力を放出。なのはとフェイトどころか、彼女たちの近くに居たユーノ達を大きく吹き飛ばした。



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