暁 〜小説投稿サイト〜
男女美醜の反転した世界にて
反転した世界にて8
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
 そりゃそうだ。だって、さっきのおげちゃ女子たちとの問答は、かなりの大声で聞こえていたはずだ。
 
「こ、ここ、これ、これから……」
 
 だから、僕がこれから言おうとしていること――遊びに行こうという御誘い文句は、彼女も予想はしていたことだろう。
 ――だが、まさかあんなことを口走ってしまうなんて、白上さんはおろか、僕ですら予想していなかった。
 はっきり言って、口を滑らせてしまった。常々妄想こそしていたけれど、心の奥底では、それこそ初めて彼女に出会ったときから考えていたことだけど、まさかこの瞬間に放言してしまうことになろうとは、思ってもみなかった。
 
「これから、僕の家来ない?」

 ――僕は、自分が極度のムッツリスケベであることを、認めざるを得ないのであった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ