暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
託される思い
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す。キリトは口下手で、無愛想で、戦闘マニアのバカタレで、シオンはああいうちょっとSっぽいところやたまにドジるところもありますが・・・」

それを聞いたアスナは、クスッと笑い、答えた。

「はい。任されました」

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あのあと不運にもリザードマンの集団に遭遇。現在、迎撃中である。安全エリアを出て三十分、一向に軍の連中に追い付く気配がない。

「ひょっとしてもうアイテムで帰っちまったんじゃねぇ?」

おどけたようにクラインが言う。

「そうだといいんだがな、その方がお利口だ」

すると遠くから嫌な予感を知らせるかのような音が聞こえてきた。

「うあああああああああ!!!」

聞こえてきたそれは、まぎれもなく悲鳴だった。

「くそっ!やな予感が当たっちまった!」

シオンたちは悲鳴を聞いたと同時に走り出していた。

「バカッ・・・!」

アスナは悲痛と言えるだろう叫びを上げると、さらに加速する。
扉の手前で急ブレーキをかけて止まると、キリトが叫んだ。

「おい!大丈夫か!」

しかし、状況はあきらかに大丈夫な状態ではなかった。

目の前に写る景色はとてつもなくひどいものだった。

この景色を見た者はこう思うだろう。

「なんだよ・・・これ・・・」

そして、シオンが見た目の前の景色についてこう言った。



「まるで・・・地獄絵図じゃねーかよ!」

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