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ゼロと最後のしろがね
虚無の一日 part2

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「「…………………………_」」
なんとも言えない空気が店主とナルミの間に漂った。
その重い沈黙を破ったのは店主だった。
「…………こりゃぁいけねえ、間違えてナマクラの剣を出しちまったぜ」
「………だよなぁ、名剣と言われているやつがこんな簡単に折れるってのは無いもんな」
「そんじゃぁ、ちゃんとした名剣を持って来ます」


ドタドタ


そう言って、店主は奥に消えていった。
「…………ナルミ」
「………分かってる、この店は最悪かも知れないな。」
二人はため息をついていると
「オメーら、気を付けろよ。あの店主はまたナマクラを持ってきやがるからよ」
ナルミは辺りを見渡すが人は一人もいない。
「いったい、何処からしゃべっているんだ?」
「あんたらの目の前さ」
二人は声が聞こえた方に顔を向けると、其処にはついさっき試し切りのために使った一本のボロそう剣からだった。
「インテリジェンスソードね?」
ルイズはそのしゃべる剣を見て自信満々に答えた。
「なんだそれ?」
ルイズが説明をしようとしたら、店主が戻ってきた。
「これなんk………………デルフテメェはしゃべるんじゃないぞ」
「わかったよ、……二人とも気を付けな!!こいつの店はナマクラ武器しかないからよ!」
店主は驚きデルフに向かって起こり始めた。
「なあ、ルイズ」
「何よ」
「あの喋る剣買ってもいいか?」
「な、何であんなぼろ剣を…………ま、あんたの好きなやつでいいわ。」
「ありがとうよ」
ナルミは言い争っているインテリジェンスソードを持って、店主に
「これを買う」
「いいんですか!?」
「あぁ、いくらだ?」
「ん〜タダで持ってけドロボウ!」
「いいのか?」
「ああ、そんな剣さっさと棄てようと思っていたところさ」
ナルミ達は店を出たら目の前にキュルケとタバサがいた。
「ちょっと、何かよう?キュルケ」
「あんたには、用はないわよルイズ」
二人は火花を散らせながら言い合っていた。

キュルケの影に隠れていた。タバサが前に出ると、
「ナルミ…あなたは何者なの?」
唐突に聞き始めた。
「………どういう意味だ?」
「そのままの意味」
「何者って言われてもなぁ………」
二人で話していると、ルイズとキュルケが
「ちょっと、何勝手に話しているのよ!」
「へぇ〜、タバサがねぇ♪」
「とりあえずよ……帰らないか?」
その一言で四人は帰ることにした。

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