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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第11話 シシ対3大将
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?違うんすか?」

「あったりめえだ!いいか?映像が途切れたって事はこれ以上は見せたくねェもんがあるから、見せねェんだよ……それも俺達、海賊や世間の一般市民にとっちゃあ、都合の悪い事がなァ……!」

船長の説明に納得する部下に、アプーはもう1つ自分が感じている事を部下に話した。

「まァ、それはそれでいいとして、俺はあの男の事が気になってしかたねェ。」

「あの男……というと『白ひげ』と一緒にいた白銀の男ですか?」

「その通り!あんな男は今まで見た事ねェからなァ!!それにこの『戦争』の中、あそこまでやるって事ぁ、実力は申し分ねェはずだぜ!!」

部下の質問にアプーは両手の親指、人差し指、中指を前に突き出して答えた。












「………」

海賊団のマークのついた帽子を被り、腰にサーベルとメイスをぶら下げ、体に『X』の文字が刻まれた男…元海軍少将であり、現在はドレーク海賊団船長である『X(ディエス)・ドレーク』通称『赤旗』は腕を組みながら、無言で画面を見つめながらも海軍の作戦について考えていた。

「(やはり、パシフィスタを投入してきたか……バーソロミュー・くまの肉体に『黄猿』のレーザーがあそこまで形になっていれば当然だろう……しかし……)」

シャボンディ諸島でパシフィスタの完成度具合を確認したドレークは自分の予想が当たりつつも、1つだけ腑に落ちない事があった。

「(『白ひげ』といたあの男……海軍の者と言っていたが、あれほどの男は聞いた事がない。見た限り、パシフィスタを簡単に破壊し、なおかつ数体を暴走させる程の実力…恐らく能力者だろうが、例えそうでなくとも相当な実力を持っている……パシフィスタ以上に厄介な存在だ。)」

そう思いながら、ドレークは手に力を入れた。












「『白ひげ』が仲間を売っただと!?バカバカしい!!それをしねェから奴は生ける伝説と呼ばれてるんだ!!」

「「「待ってください!!『頭目』(ファーザー)!!」」」

全身をマフィアの様なスーツとコートで纏い、黒のテンガロンハットを被って怒鳴りながら去っていく葉巻を加えた男…ファイアタンク海賊団船長『カポネ・ベッジ』通称『ギャング・ベッジ』を部下達が必死に追いかけていく。

「てめェらも、まさか『白ひげ』が仲間を売ったと思ってるんじゃないだろうな!!」

「「「い、いえ!!」」」

振り返りながら部下達を睨みつけるベッジに部下達は即座に否定した。

「それと『白ひげ』といたあの男!!あの男の事を徹底的に調べ上げろ!!この『戦争』に飛び込んで、『白ひげ』を仮にも助けたんだ!それなりに名が通っているハズだ!!」

ベッジは『白ひげ』を助けた男
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