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塹壕の中で
第二章
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かったからだ。だからある意味達観していた。
 その彼等にプレゼントが届けられた、噂のそれが。
 それが何かと見ると彼等にしては意外なものだった。
「おいおい、これはまたな」
「意外っていうかな」
「政府も奮発してくれたな」
「こんなもの差し入れてくれたのか」
「ああ、凄いな」
 最初にこの話を彼等に伝えた兵士も言う。
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