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銀河転生伝説 〜新たなる星々〜
第2話 これはロアキアの陰謀ですか? いいえ、アドルフの責任転嫁です
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の後の調査結果に関する報告書が送られていた。

「……なるほどね」

レンスプルト星系を占領したロイエンタールからの報告で、アドルフはロアキア統星帝国という国家の概要がある程度分かってきた。

「10万隻以上の艦隊を常備している大国か……」

戦闘艦艇の数こそ全盛期の自由惑星同盟より劣るが、同盟が国家総動員体制を敷いていたことを考えると総合力では互角か……もしくはロアキアが上回るだろう。
どちらにせよ、容易にはいきそうにないことは確かである。

だが、指揮官や兵の質ではこちらが圧倒的に勝るとアドルフは考えている。

片や長きに渡る自由惑星同盟との戦争を勝ち抜いた銀河帝国。
片や自分よりも数で劣る敵に圧倒的な戦力を叩きつけることしか経験のないロアキア統星帝国。

同数以上の戦闘の場合、どちらが精神的に優位かは明白であった。


<アドルフ>

ここは、もうひと押しすべきだな。
資料を見る限り、ロアキアがこのまま大人しく引き下がるとは思えん。
最低でも、もう一戦はすることになるだろう。

敵も次は相当数の戦力を揃えてくるだろうから、ロイエンタールだけじゃちとキツイな。
幸い、ミッターマイヤーとスプレインが既に向かっているから兵力的に著しく劣勢になることは無いと思うのだが……。

念には念を入れておくか。

「ファーレンハイトとミュラーを呼べ」

・・・・・

しばらくして、ファーレンハイトとミュラーが俺の前に現れる。

「ファーレンハイト、卿は直ちに艦隊を率いて新天地へと向かえ」

「御意」

「ミュラー、卿はガイエスブルクの要塞司令官兼駐留艦隊司令官となり、要塞を新天地へと移動させろ。三長官には俺から話を通しておく」

「ガイエスブルクを新天地へ……ですか?」

「そうだ、この先何がどうなるか予測がつかん。補給と艦艇の整備ぐらいは支援しとかんとな」

「そういうことであれば、微力を尽くしましょう」

「うん。では、卿らの武運を祈る」

俺がそう言って敬礼すると、二人も敬礼して部屋から出て行った。


それにしても、気になると言えばロアキア以外の国家もだな。

ロアキアと同等の国力を持つルフェールに9ヵ国の小国が連合したティオジア連星共同体。
これら一つ一つは、銀河帝国には及ばない。

だが、我々という未知の勢力に対しロアキア、ルフェール、ティオジア連星共同体が協力態勢を築くことになれば……。

悪夢だな。
これは最悪のケースも考えて、ドーバー回廊にイゼルローン級の要塞を建設しておいたほうが良いか。

だが、イゼルローン級の要塞となると完成は少なく見積もって7、8年はかかる。
どうすべきか……。

よし、オダワラ要塞をドーバー回廊へ
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