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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
強力な武器
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が呆れ果てて思考を停止させている。
「ルビス様…この程度で動じていては、この先このパーティーの巻き起こす騒動に、頭がおかしくなってしまいますよ」
軽く身を屈め、ルビスの耳元で優しく囁くラングストン。
「こ、これ以上があるのですか!?わ、私にはついて行けませんよ…」
「大丈夫…リュカ殿と共にいれば、否が応でも彼色に染まって行きますから(笑)」
泣きそうな顔で辟易するルビスと、そんな彼女を見て心底嬉しそうにするラングストン…
そんなラングストンを見たリュカは思う…「コイツ…女にもてねーな!」と…





<リムルダール>

アルル一行はマイラでの休息を済ませると、再度船に乗って南下した。
そして『聖なる祠』で『聖なる守り』提示して、『太陽の石』と『雨雲の杖』を『虹の雫』に換えてもらい、ルビスが告げる『リムルダール西端』に赴く為、アレフガルド5つ目の都市『リムルダール』へとやって来た。
この町で最後の休息を取り、魔の島へと渡り大魔王ゾーマと決戦を行うつもりなのだ。


リムルダールはモンスターの進入を阻む為、町の周りに深い堀を設け東側にだけ出入り出来る橋を通してある町だ。
その唯一の橋には、常に複数の番兵が見張っており、町へ出入りする人々に目を光らせている。
「おい止まれ、怪しい奴等め!ここはリムルダールだぞ…お前等何者だ!?」
そんな番兵の一人が完全武装のアルル一行を見るや、怪訝そうな顔つきで町への進入を阻んできた。

「な、何なの…何を基準に私達が怪しいって言うのよ!」
思わずムキになるアルル。
「こんな武装した集団が怪しくなくて、何が怪しいと言うのだ!」
「あ〜あ…コイツ馬鹿だ!アルル…馬鹿の相手は疲れるから、放っておいて町に入ろうよ」
そうなのだ…このアルル達を阻んでくる番兵以外、アルル達を怪しいと思っている者は居らず、彼一人が空回り気味に職務を遂行しているのだ……つーか、よく見ると彼は正規の番兵ではなく、自らボランティアとして町の平和を守っている(つもり)の様だ。

「な…き、貴様…俺様の事を馬鹿と言ったな!?俺様の何処が馬鹿だと言うのだ!?」
「僕等はモンスター蔓延るアレフガルドの地を、ラダトームから各地を巡りここまでやって来たんだ。そんな僕等の武装が仰々しいのは当たり前だろう…そんな事も分からないお前を馬鹿と言わないで、誰を馬鹿と言えばいいんだ?」
リュカが溜息を吐きながら肩を竦めて首を左右に振る。

「ふ、ふざけるなよ…仰々しい武装と言うが、そんな武装なのは一部の奴で、お前などは杖とマントという軽装ではないか!そんなんでこのアレフガルドを巡れる訳ないだろうが!」
ボランティア番兵はリュカとの舌戦に優位に立とうと、馬鹿にした口調でパーティーの武装バランスを鼻で笑う。

「本物
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