暁 〜小説投稿サイト〜
ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第08話 息子
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


「待て、『白ひげ』。」

「!!…何の真似だ?小僧。」

『白ひげ』が能力を使うおうとしているところを俺は腕を掴んで止めさせた…その行為に『白ひげ』はジロリと睨んだ。

「あんたの息子達を助ける役目……俺にも手伝わせてくれ!」

「!?」

「何だと!?」

突然の俺の発言に『白ひげ』とマルコは驚いているが、俺は構わずに言葉を続ける。

「このまま、あんたが1人で助けてもいいんだが、俺も海軍に利用されたんだ。それだと俺の気が治まらねぇ…だから、俺も参加させてもらう!!」

「「………」」

俺の怒気を感じ取ったのか2人はしばらく黙り込んだが、すぐに『白ひげ』が口を開いた。

「…いいだろう。やってみな。」

「サンキュー…それじゃあ、まずはあの波の氷壁からだな。俺が右の壁をやるからあんたは左の壁を頼んだ!俺の合図で能力を使ってくれ!」

「ほう…おれに命令するんだ。余程の力を持ってんだろうな?」

「まあな?俺も少し本気にならせてもらうよ…海軍には悪夢を見せてやる。」

俺の提案に『白ひげ』はニヤリとしながら言うと俺も悪魔の様な笑みを浮かべて、俺と『白ひげ』は腕を曲げて正面へと持ってきて、力を入れる。

「?………まさか!!」

俺の行動に最初は不思議に思うマルコだったが、すぐに何をやろうとしているかに気づいて顔色を変えた。

「行くぞ!!せー……のっ!!!!!」

ドゴオオオオオオオオオン!!!!!

俺の合図と共に力を込めて『白ひげ』が左側を、俺が右側の『大気』を殴りつけるとヒビが入り、巨大な波の氷壁が砕けて、海に落ちていった。

「「「「!!!?」」」」

それを見ていた海軍や海賊達全員が呆気に取られていた。何しろ『地震』を……世界を滅ぼす力を持った人間が2人もいるのだ。

「よし!これで傘下の海賊達は逃げられるな。にしても、スゲ?なこの能力…」

俺は跡形もなく崩れ去った氷壁を見ながら、腕を下ろした。

「ん?どうした?お二人さん。」

「てめぇ…なぜ、おれの能力を……」

「………」

ふと、何か視線のようなものを感じるのでその方向を見ると、『白ひげ』が深刻な…マルコがポカンと口を開けたまま俺を見ていた。

「なぜって…言ったろ?少し本気になったって。」

『白ひげ』の質問に俺は笑顔で返した。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ