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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第07話 狂い始める作戦
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いざ作戦を開始しようとした時に、作戦とは別の話をしてくる『黄猿』に戦桃丸は首を傾げる。

「実は『白ひげ』以上に厄介な問題が発生してねぇ…出来るならそっちの方を優先的に対処してほしいんだよねぇ。」

「…『白ひげ』以上に厄介?」

「…実はある男が『麦わらのルフィ』と同じようにエース救出のために一緒にやって来てねェ〜、わっしが仕留めようとしたんだけど、腹が立つことに返り討ちにあってねぇ。」

「!!オジキが負けたのか!?」

『黄猿』からの言葉に戦桃丸は驚き、電伝虫を強く握りしめる。

「それだけじゃあないよォ〜、ついさっき『王下七武海』の1人が負けたという連絡もあってねぇ……さすがのセンゴクさんも作戦に支障が出ると思って、わっしに対処するよう言われたんだよねぇ。」

「そうか……それは厄介だな。それで?どうすればいいんだ?オジキ」

「そうだねェ〜、とりあえずパシフィスタはその男を見つけ次第、仕留めてくれるかい?他の海賊達はそのついでに仕留めれば、大丈夫だろうからねぇ……」

「分かった。すぐに準備に取りかかる!!」

「ちなみにその男の名前はジンドウ・シシ…白銀の髪をしているからすぐに分かると思う……頼んだよォ〜?」

『黄猿』が言い終えるのと同時に戦桃丸は、『黄猿』からの命令を後ろに並んだパシフィスタ達に伝える。

「いいかお前ら!!これから攻撃を開始するが、ジンドウ・シシという海賊を見つけ次第、優先的に仕留めろ!!『包囲枠』から外れた海賊達はついでに仕留めながらでも構わない!!行けぇ、パシフィスタ!!」

戦桃丸が突撃の号令を下すとパシフィスタ達は一斉に動き始め、まずは包囲枠の外にいる傘下の海賊達を攻撃しようと掌や口からレーザーを放とうとするが……

スパッ!!!!!!

そんな音と共にパシフィスタ1体の腕がガシャンと氷上の上に落ち、その背後には刀を抜いて戦闘態勢をとっているシシの姿があった。

「どうやらまだ大丈夫のようだな。」

そう言うと振り向きざまに、もう片方の腕を肩の付け根から切り落とす…腕を切り落とされたパシフィスタは口からレーザーを放とうと光を集めるが……

「無駄だ!!」

シシはそう言うと幹竹割の如く、刀を振り下ろして真っ二つにした。

「(これがパシフィスタってやつか…確かに硬度は鋼鉄以上だが、大したことはないな)。」

俺は真っ二つにしたパシフィスタを見下ろしながら、他のパシフィスタを見やると驚いた表情でこちらを睨みつける戦桃丸の姿があった。

「!!お前か!オジキの言っていたジンドウ・シシってやつは!!」

我に返ったのだろう…俺の姿を見ると、本人かどうかを確認してくる戦桃丸に俺は少し意地悪をしてやることにした。

「質問に質
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