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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
プロローグ 後半
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を読んでいる読者に謝れ!!」

「読者って何よ?それくらい大目に見てくれてもいいじゃない」

そう言って自分の髪の毛先を指にクルクル巻きつけて遊んでいた。

「何か、さっそく後悔してきた……」

おでこを押さえながら、やっぱり断っとけば良かったと思い始める獅子だった。

「まあまあ、細かいことは気にしないで。まずはどこの世界に移動するかを決めてちょーだい。」

「はぁー……分かったよ。それじゃあワンピースの世界で頼む。ちなみに知ってるのか?」

溜息をつきながらも、俺は漫画について聞いてみた。

「大丈夫です!!こう見えても神様の所に忍びこ……もとい神様からいろいろと話を聞いてますから。」

「お前の言いかけた事も気になるが、神様がなぜその漫画を知ってるのかも気になるな。」

「まあまあ、私のことはともかく神は全知全能ですから…何か細かい希望とかありますか?」

そう言いながら、いつまにか取り出した手帳とペンを持って俺の言ったことをメモしている。

「そうだなぁ、じゃあ白ひげ海賊団とルフィ達が合流する前の時とかでも可能か?」

「はい!もちろんです!!ちなみに何でそこなのか聞いてもいいですか?」

「ああ、これはあくまで俺の考えだが、ルフィ達が合流するまでは白ひげ達はそれなりに連携は取れていた。だけど合流してからは本格的に攻撃が激化してきていた。リトルオーズJr.には悪いが、あいつがいたから広場への突破口も開けたしな。だから、合流してから攻撃を激化させないために相手の戦力を削るもしくは抑える必要があると判断したんだ。」

「ふむふむ、なるほどなるほど。」

俺の説明に頷きながら、少女はペンを走らせてゆく。

「そして、何よりそれを可能にするには圧倒的な力…つまりチート並の能力を持つ奴が必要となってくるんだが、残念ながらそんな奴はいなかった……そんな奴がいたら結末は大きく変わっているからな。」

俺はさらに言葉を続ける。

「そんな時にあんた達が現れたんだ。好きな世界へ移動に加えて望みを全て叶えてくれるといった特典を持ってきてな?」

「ほほう……つまりG  T(グッドタイミング)だったという訳ですな?」

「その通りだ」

そう言って俺と少女は互いに口の端を上げてニヤリと笑う。何か見る人が見たら裏取引しているように見えるな……誰もいないけど。

「分かりました。他には特にないですか?」

「そうだな、それくらいだな。」

「了解しました。では次に特典の方をお願いします。」

「よしっ、それじゃあ、まずは原作で今まで判明している物とこれから判明する物、そして俺の世界でネットで創作された悪魔の実の能力と全ての技・覇王色の覇気を使えるようにしてほしい。もちろん
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