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闇と炎の蓬莱伝
幻想ーphantasmー
act4

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妹紅は神妙な表情で訪ねた。

御影「アンタ達には関係ない」

御影の表情を見て、妹紅は眉をひそめた。

妹紅「お前、悲しい目をしているな。」

御影「知るか、俺は行く」

御影は側にあった自分の所持品を持って部屋を出た。

妹紅「どこ行くんだよ」

御影「…………俺は、変な薬で不老不死とやらになってしまったらしい」

妹紅「!!!!!」

慧音「君は蓬莱人なのか」

二人は驚いた表情を見せるが、御影には関係なかった。

御影「呼び名なんてどうでもいい、この死ねない体を殺す方法、俺が死ねる方法を見つける。」

慧音「死ぬなんて簡単に言うな!君は自分の命をなんだと思っている!残される家族のことも考えろ!!」

御影「もう一度言う、アンタ達には関係ない」

殺気を込めた御影の目に二人は威圧されたじろいだ。

御影「何も知らない他人はすっこんでろ。俺の命だ、いつ死のうと俺の勝手だ」

御影は二人に背を向け、その場を去った。
去り際に呟いた一言を偶然妹紅は聞いた。

御影「家族………………もうそんなもの俺にはいないんだよ」

その声は、若干震えていた。
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