暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第4章:モンバーバラの姉妹は狼と行く
第3話:敵討ちなんて凄いッス!
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
あれば、サラッとバルザックを描いて彼に渡すのだが…

「は〜い。その代わりお二人も、俺の家族捜しを手伝ってね。さっき描いた絵を使ってさ! 特にマリーとリュカさんを優先したいから。次はビアンカさんかな? 他は小うるさいから後回しでもいい」

先程渡された5枚の絵…
ウルフの彼女(自称)のマリーちゃん。
その父親でウルフの師匠に当たるリュカさん。
更にはその妻のビアンカさん…残る二人は後回しでもいいって…酷いわね!?

「彼女を最優先したい気持ちは解るけど…他の優先順位は何で?」
「うん…リュカさんが一緒にいれば、どんな危機的状況になっても大丈夫なんだ! 本人は認めないけども、反則的に強いから…急に大魔王とかが現れても心配する必要が無くなるんだよ」

「はぁ? 自分の師匠を尊敬する気持ちは解るけど、ちょっとばかし話を盛りすぎじゃないの? 大魔王が現れても大丈夫って…そんな訳ないじゃん!」
馬鹿にするつもりは無かったのだが、あまりにも大袈裟に話を作るウルフに対し、思わず鼻で笑いながら指摘してしまった。

「いやいや…此処とは別の世界で冒険した事があるんだけど、その時にリュカさんがその世界の大魔王を、一人でイヂメている姿を目撃したんだ。諸悪の根元が泣きながら自らの命を捨てる程、反則的な強さでイヂメたんだよ!」

本当かしら?
(にわか)には信じられないけど…ウルフがそこまで信頼を寄せているのだし、これ以上否定するのは止めた方がいいわね。

「あ、因みにビアンカさんだけど…リュカさんはどうしようもない女誑しだけど、奥さんの事を心底愛しているから、一緒にいれば躍起になって合流してくれると思うんだよね」
“どうしようもない女誑し”と“奥さんを心底愛する”って矛盾しない?
コイツの情報を聞いていると、益々解らなくなってくるわ…

まあいい…兎も角私達はバルザックを捜し出し、ぶっ殺す事が最優先なのよ!
だから故郷の『コーミズ村』に向かうの!
あそこには私達の実家があり、何らかの手懸かりを得られるかもしれないから…

マーニャSIDE END




[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ