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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第4章:モンバーバラの姉妹は狼と行く
第1話:両手に花ッス!
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手首から大量に血を流しパニクる男…
そんな男の顔面に拳をめり込ませ、素早くミネアを救出するウルフ。

即座に私の方へミネアを流すと、殴られた痛みで顔面を押さえる左腕を、二の腕の中間辺りから切断する…
え、何で!?

「ぎゃー!!!」
両腕を切断され、大量に血を撒き散らしながら転げ回る暴漢に近付き、切断した腕を左右逆に付け傷口をベホマで治癒する。
うわぁ…酷いわねぇ…

「ほれ…もう騒ぐな! 痛みは無くなっただろ? まぁ、もう二度と両手は使えないだろうけどね(笑)」
「お、おい…何だよ、その腕は!?」

私を襲っていた二人が目を覚まし、腕の長さがチグハグになった仲間を見て、驚き悲鳴の様な大声を上げる。
「おや…お目覚めかな?」

返り血を浴びたウルフは、爽やかな笑顔のまま悪漢共を見渡し、剣を鞘に戻すと誰も居ない空間に向けて右手を翳し言い放つ。
「不男共…世界中の美女は俺等みたいなイケメンの為に存在する。それを弁えず、力ずくで襲いかかるのであれば………イオラ!」

(ドカーン!!)

マーニャSIDE END



(モンバーバラ周辺)
ミネアSIDE

何もない場所に直径5メートルほどの穴を開け、私達を襲ってきた三人組を脅し追い払うウルフさん。
突然の出来事だったので気が動転してしまい、姉さんに抱き抱えられ呆然とする私…
一体何がどうなったのだろうか?

「あはははは…血相変えて逃げて行ったよ! ちょ〜うける〜(大笑)」
「あ、あの…一応お礼を言っておくわね…危ないところを助けてくれてありがとう」
姉さんが私を抱き締めながら、大爆笑するウルフさんにお礼を言っている。

「あ、ありがとうございました…」
私も慌ててお礼を言う…
何時までも姉さんに抱き締められてもいられない…そう思い、身形を直して離れようとしたのだが…
激しい恐怖の為足が震えてしまい、その場にへたり込んでしまった。

「ムリしない方が良いよ。…この近くに、町か村は無いかな? 一旦そこで休んだ方が良いと思うよ。俺も一晩中森を彷徨ってたし…ベッドで眠りたいんだ。どっか知らない?」
一晩中森を彷徨っていたと不思議な事を言うウルフさん。

「そうね…ここから直ぐの所に、モンバーバラって町があるわ。私達そこから今朝出立したの…私達も一旦落ち着きたいし、案内するから行きましょう」
悪い人では無いのだろう…
ウルフさんのマントで身体を覆っている姉さんは、震えの止まらない私を抱き締めたまま、モンバーバラへ戻る道を指差し彼を先導する。

「こっちかい?」
姉さんが指差す方へ歩き出しながら、ウルフさんが話しかけてくる。
「また戻る事になって申し訳ないけど、モンバーバラとやらに行きましょう! 改めて自己紹介するけど、俺の
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