暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
11話:響け、鬼の魂
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さらにカードを使用し、俺の手に『音撃棒 烈火』を出す。そしてその棒に意識を集中させ、炎をともす。

「はぁ!」
「■■■■■■■■■ーーー!?」
「す、すごい…!」
「あの巨体を圧倒している…!」
「もう一丁!」

炎をともした烈火を振るい、火炎弾を化け蟹に放つ。化け蟹はよろめきながら後退する。

「時間がねぇんだ、一気にいくぞ!」
〈 FINAL ATACK RIDE・hi hi hi HIBIKI! 〉

カードの使用と共に飛び上がる。そして飛び上がる途中、俺の手に『音撃鼓 火炎鼓』が現れる。化け蟹の背中に落下する途中に音撃鼓を投げ、化け蟹の背中に貼付ける。
そして着地と同時に両手に持つ烈火を振り上げる。

「音撃打、豪火連舞(ごうかれんぶ)の型!!」

叫ぶと同時に持っている烈火を右、両方、左、また右と連続して振り下ろし、化け蟹に清めの音を叩き込む。

「■■■■■■■■■■ーーー!!?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

俺の連打に悲鳴のようなものをあげる化け蟹。だがそれは俺の集中力を削ぐ程のものでもなく、そのまま連打を続ける。

「ラストォォ!はっ!!」

そして最後に振り上げた両手を勢いよく振り下ろし、とどめの一撃を与える。化け蟹はそれを耐える事なく、あっけなく爆散する。

「「……………」」
「ふぅ、俺の仕事も終わった事だし。おいお前ら、大丈夫か?」
「あ、はい。大丈夫です」
「ていうか、あんたアタシ達を捕まえなくていいのかい?」
「さっきも言ったが、俺にそんな権限はない。もとよりお前らを捕まえる気もないしな」

そう言いながら二人に近づく。その間にも俺は両手をベルトにかけ、変身を解除する。

「「え……?」」
「この姿を見せるのは初めて…いや、テスタロッサとは久しぶりと言った方がいいか」
「…士…?ほんとに…?」
「お、覚えてくれてたか。ありがたいな」

どうやらテスタロッサの方も俺を覚えていていたらしく、俺の名前を言う。

「フェイト、知り合いだったのかい!?」
「うん。あの温泉でジュエルシード探している時にあった子だよ」
「まぁそういうことだ。さて、折角顔を合わせたんだ。何か話さないか?」

少し口角を上げ、提案をする。二人は少し顔を見合わせたが、アルフがすぐにこちらを睨んできた。

「あんた、話をしようなんて…」
「あ、因にここで話した内容は向こうには言わないつもりだ。それに、お前らはジャマー結界なるもので向こうには発見されないようにしてるんだろ?」
「あ、あぁ。一応今アタシ達が会ってる事は向こうは知らない筈だよ」
「ならいいだろ。早速だが、俺からの質問に答えてくれ。できる限りでいいからよ」

そこで一旦言葉を切り、二人の様
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