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仮面ライダーオーズ 心が熱くなるもの
第十章
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 それを見てだ。照井もだ。紅いライダー仮面ライダーアクセルに変身した。
 そして伊達と後藤もだ。互いに顔を見合わせ。
「じゃあ後藤ちゃん、いくか」
「はい、伊達さん」
 お互いに頷き合いそのうえでだった。
 彼等も変身する。そしてだった。
 火野もだ。自分でベルトにメダルを入れて。
 そのうえでセットしてだ。こう言うのだった。
「変身!」
 独特の声が聴こえてだ。それからだった。
 火野は仮面ライダーオーズになった。そのうえでグリード達に向かう。そのグリード達は。
 人々の欲望を飲み込みだ。そしてだ。
 上位のグリード達が仕掛けなかった。彼等は既に一人もいなかった。
 だがそれでもだ。彼等はだ。
 それぞれ獣や魚の姿のグリードになり火野達に向かって来た。火野はそれを見て言った。
「まさか。これは」
「そうだろうな。これはだ」
「スサノオの力だね」
 ダブル、白と黒の対比色の姿のライダーからだ。左とフィリップが火野に答える。
「スサノオがこの連中をグリードにしている」
「そうしているね」
「じゃあやっぱりグリードは」
 背後にいるのではなかった。それどころかだった。
「スサノオによって生み出されたものだったんだな」
「そのことはスサノオの存在を聞いた時点でわかっていた筈だがな」
 照井は今は赤いままだ。その赤いライダーの姿で火野に言ったのである。
「スサノオは人を見る。だからこそだ」
「過去にグリードを作って彼等が人として生きることを見ていた」
「そうだ。だからだ」
「そうか。じゃあやっぱり」
「俺達の敵はスサノオだ」
 照井は構えていた。既にだ。
「いいな。戦うぞ」
「はい、それじゃあ」
 こうしてだった。ライダー達は一斉にグリード達に向かう。そしてだ。
 火野は鮫のグリードに向かう、その鮫の牙でだ。
 火野の首を噛み切ろうと襲い掛かる。しかしそのグリードにだ。
 火野はその鼻を拳で打った。そのうえでだ。怯んだグリードにさらにだ。蹴りを入れた。
 それから連続攻撃を浴びせた。拳を次々と打ち込みだ。
 鮫のグリードを倒した。それからすぐに別のグリードに向かうのだった。
 伊達と後藤はだ。二人でだ。
 それぞれのグリードと戦っていた。しかしその中でだ。伊達はこう後藤に言うのだった。
「後藤ちゃん、また腕をあげたね」
「そうでしょうか」
「ああ、動きがよくなってるよ」
 後藤が鰐のグリードと戦うのを見ながら言ったのである。
「キレがもう抜群だよ」
「いえ、俺はまだです」
 鰐のグリードにだ。空からだった。
 舞い上がったうえで急降下攻撃を浴びせながらだ。そして言ったのである。
「まだ。この程度じゃ」
「至らないっていうのかい?」
「未熟です」
 苦い声でだ。こ
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