第四章 空白期編
第八十六話 『無限書庫開拓記』
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あ。正直舐めていた…はやてちゃんを連れてこなくて正解だったな。シグナムさん達に殺される」
「一応ノルマは達成したんだからこれで十分よね…」
「はいですー…」
そこにまたしてもクロノから通信が入ってくる。
『調子はどうだ?…うわっ!? どうした、みんな!?』
一同のあまりにも疲れ果てている姿を見てクロノは驚愕した。
「…やぁクロノ。なんとかノルマの場所までは達成したよ?」
『そ、そうか…それならよかった』
「これ以上やれって言われたらさすがの私達でもキレるかもねー…」
「はい。この苦労を味わえと声を大にして言いたいです…」
シホとフィアットの発言にクロノはこれ以上は要求はすまいと思った。
『わ、わかった…。それじゃみんな、今日はご苦労だった。帰ったらゆっくりと体を休めるといい。今から入り口までの転送ポートを作るから』
それで全員は転送ポートで戻ってきて家に帰ったらそれぞれ体を休めるのだった。
その一部始終としては、
まず高町家で、
「シホちゃん! アルトリアさん! ネロさん! どうしたの!? ボロボロだよ!?」
「少し、無限書庫開拓をしてきたのよ。ユーノの手伝いで…」
「なのはよ。お風呂はもう沸いているか…? 余は湯浴みがしたい…」
「今回ばかりはネロに賛成ですね…」
と、シホ達は疲れきっていた。
そして八神家でも、
「士郎、志貴、キャスターどないしたん!? 今日は無限書庫の手伝いに行っていたはずやろ!? なんでそないボロボロなん!?」
「無限書庫は魔窟なのだよ? はやて…」
「ああ。もう二度と行きたくない…あそこは遠野の魔窟以上だ」
「もう埃だらけで嫌です〜」
「ホンマになにが起こったんや…?」
と、三人は愚痴をこぼしてはやては不思議がっていた。
………後日、ユーノの調べで先日の探索は普通の局員が一日として一ヵ月分くらいの成果だと教えられてたった一日の強行軍でそれを達成したシホ達はクロノに対してキレた。
「…クロノ、よくも私達に一ヶ月分もの労働をさせたわね…?」
「お仕置きでしょうかねー? お姉様?」
「ふふふ、クロノ。覚悟はいいですか?」
「余を怒らせたら怖いぞ?」
「まぁ、報いとして受け取ってくれ」
「切り裂かれないだけいいと思え…」
「チャキチャキ呪うぞ♪」
全員から責められておまけでキャスターの呪いも受けて久しぶりに高熱を出して寝込んだという。
クロノ、いと哀れ…。
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