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マブラヴ オルタネイティヴ 紅き飛竜の騎士
第三話 初陣
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1994年 時刻 1400時 

私は帝国陸軍、巌谷榮二少佐。 大陸派兵軍の前線視察中に突如、BETAの襲来を聞き、動かせる機体である77式戦術歩行戦闘機である撃震に搭乗し戦場へと向かった。 突然の奇襲もあり味方機が1機、また1機と落とされていく。 

「くそっ!!これ以上はやらせん!!」

87式突撃砲で群がるをBETA撃つが状況は焼き石に水だ。 弾幕を張りつつ味方と連携を取ろうとしたが味方機は別方向から来たBETAを相手にしており私は孤立してしまった。 徐々に敵に囲まれつつも私は後ろから来るBETAに気が付かなかった。 センサーで警報が聞こえ振り向いたら突撃級が迫ってきていた。

「しまった!!(やられる!!栴納さん・・・唯依ちゃん・・・すまない・・・)」

脳裏に親友の妻と娘の姿を浮かべ覚悟を決めかけた時だった。

「やらせるかあぁぁぁ!!!!!!!」

オープンチャンネルから若い男の叫び声が響いた。 声が聞こえた方へ振り向くと其処には、外殻を貫かれ絶命した突撃級と見慣れない機体がいた。 

「なんだ・・・・あれは・・・・・」

その機体は紅い装甲に右手に光る剣のような武器に、左腕に盾と盾に装着されている長い何かを鞭のような得物、鋭い二つの眼。 額には左右に分かれた角。 まるで西洋の騎士を戦術機にしたような姿をした機体が目の前にいた。

「こちらガンダムエピオン。今から其方を援護します」

若い男の声でその機体の衛士が通信を入れてきた。

「貴様は・・・一体!?」

「話は後にしましょう。目の前の敵を片付けます」

目の前の機体はそう言い放つとBETAの大群に向かい斬りこんでいった。

右手の光る剣のような武器で正面から振りかざし数体纏めて紙屑のように切り刻んだかと思ったら、左腕に装着されている盾の先端部から出ている物を鞭のように振る舞い周囲のBETAを切り刻んでいた。 まるで御伽噺にでてくる勇者のような戦いに私だけでなく、周囲にいた味方機も唖然としていた。 

目の前の機体の圧倒的な攻撃能力と速度に旅団規模のBETAは30分足らずですべて全滅した。



「話は後にしましょう。目の前の敵を片付けます」

俺は目の前の人型兵器を救出し、気味の悪い巨大生物達に向き合った。

「さて、派手に行かせてもらうぜ!!!」

そう言うと俺はビームソードを右手に持ち巨大生物の群れに突っ込んでいった。 甲羅を纏った生物とサソリのような姿の群れにビームソードを真横に振るい、赤く小型な奴にはヒートロッドでバラバラに刻んでやった。

途中、蜂みたいな顔をした奴にはビームソードで真っ二つにしていった。 攻撃してくる奴にはビームソードで振り向きざまに叩き切り、ヒートロッドで串刺しにしたりした
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