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『言霊使いと幻想郷』
第十五話
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に近づいて扉を開けたのであった。



「……あれはどうする?」

「……終わるまで待っとこうか」

「……そうだな」

 紅魔館の主人であるレミリア・スカーレットと霧雨が外の時計塔付近で戦っていた。

「勝つのは?」

「意外性が無ければ御嬢様だ」

「……だろうな……ん?」

 その時、霧雨が懐から小さな物を出してスカーレットに構えた。そして小さな物から光りが集積され始めた。

「……嫌な予感がするな」

「奇遇だな孝之。俺は某宇宙戦艦の必殺の収束エネルギー砲を思い出したぞ」

 取り合えず少し離れとくか。

「恋符『マスタースパーク』ッ!!」

 そこへ霧雨がエネルギーを発射した。

「レーザーみたいだな……」

 パ○スレーザー……じゃないけどそれはそれだな。そしてスカーレットは

「『紅色の幻想郷』ッ!!」

「お、お、ああぁぁぁぁぉーーーッ!!」

「ぁ〜……ぴちゅったな」

「この私に挑もうなんぞ千年は早すぎるわ。それで孝之、貴方の横にいるのは誰かしら?」

「ん? まぁ今ぴちゅった奴に連れて来られてな」

「あらそう。なら貴方も弾幕するのかしら?」

「いやいや、俺にはちとキツいよ。代わりに……」

「あら誠兄、此処にいたの」

「博麗神社の巫女が相手してやるってさ」

 俺の後ろに漸く到着した霊夢がいた。

「あら……貴女が自称楽園の素敵な巫女ね」

「自称じゃないわよ。ったく、あの鴉天狗……」

「……文句を言うなよ……」

 今度、文はぴちゅられるな。なんまだぶなんまだぶ……。

「ま、それは兎も角、さっさとあんたを倒して神社でお茶を飲みたいんだからね。さっさとやるわよ」

「フフフ、私に勝てるのかしらね」

 うむ……かなりの悪役だな。

「……カリスマブレイクしなきゃいいけど……」

「何か言ったか孝之?」

「いや、何にも……」

 それはさておき、霊夢とスカーレットの戦いが始まった。



〜〜少女格闘中〜〜



「これで決めるわッ!!」

 霊夢はそう言ってスペルカードを出した。

「霊符『夢想封印』ッ!!」

 スカーレットの元へ大量のカラフルな玉が飛んでいく。

「こ……この私がァァァーーーッ!!」

 スカーレットはそう言い残してぴちゅった。

「楽園の素敵な巫女様に逆らうからよッ!!」

 嬉しそうだな霊夢。

「それじゃあこの霧を晴らしてもらうわよ」

「……仕方ないわね」

 地面に倒れていたスカーレットが立ち上がろうとした時だった。

「あらお姉様。負けちゃったの?」

『ッ!?』

 俺の後ろから
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