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失われし記憶、追憶の日々【精霊使いの剣舞編】
第十二話「パートナー」
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ますが」


 おい! そんなことを言ったら誤解して――、


「ちょっとリシャルト、今のどういう意味よ! まさかアンタ……」


 ああ、完全に誤解していらっしゃる。ここはやはり、


「三十六計、逃げるに如かず! いくぞエスト!」


 エストの手を引いて戦略的撤退を図ることにしよう。


「あっ、待ちなさいリシャルト!」


 その後、俺はクレアのスタミナが切れるまで鬼ごっこをさせられた。翌日、教室に訪れた彼女が筋肉痛に苛まされるのはまた別の話だ。


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