暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第26話:試合をもっと良く見る為に必要な処置です!
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者で、アリーナを素通りさせて消え去った。

その隙に本体のベロちゃんが、その長い舌を駆使しアリーナを攻撃する。
“ベチャ”って音と共にアリーナは吹き飛ばされ、顔からはベロちゃんの唾液が滴り落ちる…
嫌だなぁ…あの攻撃。

その後もアリーナは分身したベロちゃんを攻撃し続ける。
でも全然攻撃が当たらず、幻影が消え去り“ベチャ”と舌で反撃される。
流石に疲労が蓄積されてきた様子で、肩で息をし困惑している。
良く見ればどれが本体なのか判るのに…

「アリーナ…焦らず敵を見極めろ! 本体と幻影にはハッキリした違いがあるぞ!」
俺はアリーナにアドバイスをしたのだが、焦ってきている彼女には見極められない様で、ただ一方的に攻撃を食らう様になっていた…

「リュ、リュカさん! 一体何処に違いがあるんですか!? 私には判らないのですが!」
此処にも焦りを隠せない坊主が一人…
しょうがないなぁ…手助けをしてやるか。

「レミーラ!」
俺は頭上に眩い発光体を出現させ、ベロちゃんの影を際立たせた。
「ほれ…良く見てみろ…1体以外の影に、違いが見えるだろ!?」

そう…偽者ベロちゃんは影が薄いのだ。
言い回しではなく、実際に影が薄く見分けが付くんだよ!
分身したくらいで焦って冷静さを失うから、地面にまで意識が行かなくなるんだよ…


本体が判ればアリーナの敵ではなかった。
簡単にぶっ飛ばし、決勝戦への切符を手中に収めた。
うん。数日だが実りある修業だったみたい。

すると客席から俺に向けて非難の声が降り注ぐ…
「おい、セコンドが試合中の選手に協力するのは反則だぞ! お前等の反則負けだ!!」
やっぱ言われるか…う〜ん、どうしよう? これはアレか? …お得意のアレですか?

「うるせー! 暗くて試合が見えにくかったから、皆が見やすいようにと明るくしただけだろが! 文句があるなら下りてこい! ぶっ殺してやるから下りてこい! バギマ!」
ブチ切れたフリして誰も居ない場所目掛け風だけのバギマを見せつける。

ラダトーム王家も黙る、逆ギレスマッシュ!
何か凄そうな技を見せつければ、大抵の人間は喋らなくなる。
…だって自分が一番大事じゃん!?

「おい、どうした!? 文句があるんだろう…ここへ下りてこいよ!」
俺に文句を垂れた観客は、俯き黙り答えようとしない。
俺はトドメとばかりに客席へ飛び込み、文句を言った男の前で仁王立つ。

「す、すみませんでした…試合が見にくいから、僕達の事を思って明るくしてくれたんですね!? ぼ、僕…気付かなくて…ご、ごめんなさい…」
男は半ベソをかきながら言い訳を連ねる。
うん。可哀想なのでこの辺で勘弁してやろう。

リュカSIDE END




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