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とある誤解の超能力者(マインドシーカー)
第4話 弱ビリビリ
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つでも、押し倒すことができるように準備していた……」
「待ちなさい、牧子。
手を出すなって言ったでしょう!」
漆原が牧石にせまった瞬間に、保健室の扉が大きく開かれ、高野が登場した。

「高野先生、おかしなことを言いますね。
この問題はあくまで、牧石君と私との個人的な関係であって、いくら担任の高野先生といっても、牧石君が高野先生に直接助けをもとめないかぎり、介入すべき問題ではないかと思いますが。
もっとも、高野先生が牧石君と個人的な関係にあって、私の言動に対して嫉妬を覚えるのであれば別ですが。
まあ、その場合は高野先生にとって別の問題が生じることになりますね。
私が、口を挟むことではありませんが、同じ職場の同僚としてよろしければ相談にのりますよ。
ええ、私が新たに研究のテーマとして企画している、家庭環境と超能力との関連性について最適な研究対象として……」
「いいから、出ていけ!」
高野は、漆原を追い出した。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



天野は机の上に、何枚もの図面を広げていた。

一つの図面には、人間の姿を模した物体が描かれており、様々な情報が図面に書き足されていた。

別の図面には、プテリュクスと書かれた文字と、背中に羽を持つ人間を模した物体が描かれている。

さらに、別の図面には、様々な兵装プランと図面が記載されていた。

天野は図面を眺めながら、
「俺の本気を思い知るがいい」
と、黒い笑みを浮かべていた。
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