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とある誤解の超能力者(マインドシーカー)
第2話 合格発表の会場で
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…」

牧石は、瑞穂の説明を聞くことなく、校門の方へ駆け出す。
言い訳なんて聞きたくない。
牧石は他の高校を受験していない。
牧石は二人のことを意識しながら、学校に通うことになる。
どう考えても、これからの高校生活に明るい希望など何もないのだ。

牧石は、校門を走り出してすぐ、右側から強い衝撃を受けた。
体が、急に宙を舞う中で、牧石の視線が衝撃を与えた対象に動いていた。
「トラックか……」

牧石の意識はここで途絶えた。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



牧石は、前の世界での最後の記憶から、目の前の扉に意識を戻す。
「……」
牧石の目の前にある扉は、一向に開く気配を見せないでいる。
「……」
牧石は、未だに開錠されることのない扉を開けることを意識しながら、意識が回復したあとの事を思い出していた。
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