暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0155話
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 ブリッツのモニタには、ストライクが腰をかがめてコックピットを開きキラがマリューを抱えて出てくるのを映しだしていた。それをサイ・アーガイル、トール・ケーニヒ、ミリアリア・ハウ、カズイ・バスカークの4人が手伝っている。
 ……さて。原作通りならこの後少ししたらクルーゼのシグーが。それを撃退しても要塞攻略用の武装を装備したジンやアスランの乗るイージスがへリオポリスに攻めてくる筈だ。その前にこのOSをなんとかしないとな。
 PS装甲のスイッチをOFFにし、元の灰色の状態になったブリッツが千鳥足のままヨロヨロと隠れていたビルからストライクに向かって歩いて行く。
 こちらを確認したキラ達が逃げようとするが、その前にブリッツの両手を上げてこちらに戦意が無い事を示し、外部スピーカーのスイッチを入れる。

「逃げなくてもいい。俺はザフトじゃない。先程の戦闘に巻き込まれた一般人だ」

 ……一般人。白々しいにも程があるが、今は少しでもキラ達の警戒を解くべきだろう。
 幸い俺の言葉を信じたのか、あるいは逃げても逃げ切れないと思ったのかは分からないが、5人共がその場に留まってくれている。……と言うか、逃げる時に寝かせていたマリューを置いていく所だったのは民間人なんだからしょうがない……のか?

「今から降りる。ちょっと頼みたい事もあるんで待っててくれ」

 コックピットを展開し、乗降ワイヤーで地面に降り、未だに緊張しているキラ達へと向かい、軽く手を上げた。

「俺はアクセル、アクセル・アルマーだ。傭兵をしている。このへリオポリスにはバカンスに来た所で、先程の戦闘に巻き込まれた訳だ」

 傭兵という単語にピクリとしたものの、メガネを掛けた男が一歩前に出る。

「サイ・アーガイルといいます。そちらからキラ・ヤマト、トール・ケーニヒ、ミリアリア・ハウ、カズイ・バスカークです。それで手伝って欲しい事って何ですか?」

 なるほど、原作通りにサイがこのグループのリーダー格のようなものなのか。

「先程の戦闘を見ていた。途中から動きが変わったが、あれは戦闘中にOSを書き換えたんだな?」
「え? はい」

 俺の言葉に頷くキラ。それを他の4人は驚きの表情で見ている。

「悪いが、あの機体のOSも書き換えてくれないか? 設定数値とかに関しては、お前の機体と一緒で構わない」
「あのっ!」

 俺の言葉をミリアリアが遮る。そちらへと視線を向けると、一瞬ビクっとしたがすぐに言葉を続ける。

「MSはコーディネーターじゃないと乗れないんですよね? キラもそうですし。じゃあアクセルさんもコーディネーターなんですか?」
「いや。遺伝子操作はされていない」

 ただ、転生という経験はあるが。それにスライムにより何人も吸収してはいるが、それが
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