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SAO編−白百合の刃−
SAO35-攻略組の集まり
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「「はい。撮影終了だよ〜」

 今日も一人、ゲームの世界に生きる可愛い少女を写真に収めちゃった。
 自分で言うのもなんだけど、この世界でいる時のあたしは稼ぎ方が上手いほうだと思うんだよね。もういっそのこと、この世界に就職しようかな〜……なんてね。
 あたしは女性プレイヤー限定で写真を撮って、それを写真集として出して儲けている。ただSAOの世界では圧倒的に男性の数が多く、女性は少ない。攻略組に絞れば血聖騎士団のアスナ、そのもう一人の副団長。あたしを含めた『ソロ十六士』の八人とその数名しかいない。それ故にこの世界での女性プレイヤーは貴重な存在でもある。
 その貴重な存在を傷つけさせることなく世の男達を喜ばせるのがあたしカメラマンの仕事である。世の男性はほとんど単純、可愛い女の子が嫌いな人なんて多くはない。世の男性はいつだって可愛い女の子に目がない。
 そして今回は中層のアイドル的な存在。ビーストテイマー・シリカちゃんを撮り終えた。

「シリカちゃん、ピナ、お疲れ様〜」
「あ、ありがとうございます」
「きゅるっ」

 撮影を終えたばかりの小柄で可愛らしいツインテールも少女、シリカちゃんにドリンクを渡し、ちっちゃくてモフモフした水色の小柄な竜であるピナにはピーナッツを食べさせた。ちなみにシリカちゃんに渡したドリンクは百パーセントフルーツドリンクで、知り合いから貰ったものだ。これがまた美味しくて、攻略後に飲むと一杯は一日乗り越えた感がハンパなくて最高。汗かいた時に飲みたくなる最高の一杯はたまらないね。

「はい、これが報酬のコルね」
「あ、ありがとうございます……って、本当にこれだけのコルをくれるのですかっ!?」

 あたしの要求に頑張って応えてくれたシリカちゃんに撮影代を渡すと、金額を目にして驚き、戸惑っていた。
 シリカちゃんが驚いている理由はだいたいわかる。おそらく支払う代にしてはやりすぎって言うくらいに、あたしはお代をあげている。普通だったら売れても結果として赤字になってしまう程、釣り合わないはず。でも不思議なことに、あたしにかかれば赤字にはならない。これも自分で言うのもなんだけど、あたしがやると赤字になるどころか黒字になっちゃうのよね。特にシリカちゃんみたいなアイドル系は、そう遠くない儲かる未来が見える気がするわ。
 
「シリカちゃんは頑張ったから、それくらい貰ってもいいのよ」
「でも、あたし……センリさんに応えることできたのでしょうか……」
「大丈夫だって、あたしのカメラセンス……超抜群だから」
「それ、あたし関係なくないですか?」
「素材を最高に活かすのがあたしの腕所。シリカちゃんはそれを受けてくれるだけで応えているんだよ。そういうわけだから、そのお金を貰う権利はあるってことよ」
「センリさん……わかりま
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