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ドラゴンクエストV 勇者ではないアーベルの冒険
第8章 そして、伝説へ・・・
第61話 そして、現地へ・・・
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達は涙がかれるまで、立ちつくしていた。


「一度、帰ろうか」
「うん」
俺の提案にセレンが頷く。
この場所には、タンタルの遺品は存在しない。
俺達の記憶だけが、タンタルが生きていた証になる。
ならば、タンタルの死を無駄にしないためにも、きっちりとゾーマを倒す必要がある。

問題は、戦力の補充である。
俺は最終手段として、母親であるソフィアに依頼するつもりだ。
ソフィアの力があれば、問題ないはずだ。

俺達は、ルーラでアリアハンに帰還した。



「どういうことだ?」
俺はアリアハンに到着してすぐに、違和感を覚えた。

「モンスターの気配がしないね」
「!」
セレンの感想に驚いた俺は、慌てて町の入り口に向かう。
勇者がバラモスを倒したのか!
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