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ドラゴンクエストV 勇者ではないアーベルの冒険
第6章 勇者の旅立ち
第44話 そして、温泉へ・・・
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俺は、水のはごろもの裾をひらひらさせながらため息をつく。
「じきに慣れますよ」
セレンが慰めるが、俺は不満を漏らす。
「なれるかなぁ。この服にズボンははけないから、テルルみたいに・・・」
温泉につかって、リラックスしたためか、余計な一言を言ってしまった。
「アーベル、朝になるまで説教よ」
「・・・」

テルルさん。大魔王を倒すまで朝は来ません。
俺はなんとか、口に出すことを我慢した。
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