1.はじまりのとき-side T&H-
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4月某日
…猫神神社…
俺は猫神神社16代、猫山拓実。
親を早くに亡くし妹の猫山ななと2人で生活をしている。
「おい、起きろ、朝だぞ」
「ん…まだ朝早い…寝かせて…」
「はぁ……お前今日入学式だろ、さっさと起きろ」
そして今日は俺が通っている黒魔神学園へ妹が入る入学式だ…
…同日、犬神神社…
「お兄ちゃん見て！制服かわいいよー！」
「うん、よく似合ってるよ！」
「今日からお兄ちゃんと同じ高校にいけるんだー！嬉しい！」
俺は犬神神社16代、犬井隼人。
で、この元気なのが俺の妹の犬井れい。
なにせ今日が入学式で朝からテンション高い。
俺が通う白魔神学園への妹の入学式の日だから…
…同日、黒魔神学園学園長室…
入学式後、俺達2人は学園長室に呼び出された。
拓実「は！？白魔神学園と合併する？」
学園長「"まだ"予定段階だけどね。そこで君達猫山兄妹に頼みがある。入ってきなさい。」
なな「…？」
隼人「白魔神学園2年、犬井隼人です。はじめまして！」
れい「白魔神学園1年の犬井れいです！」
学園長「この2人と共にすごし…正反対の二校、黒魔神学園と白魔神学園がやっていけるのかという模擬実験をしてもらいたい。」
ーそのために…君達には魔界へ行ってもらうー
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